気温と勾配の変化に弱い、でおなじみのrodanサイクルです。
なんだか急に寒くなってきてしまい、体調不良にならないように服装マネジメントを
しっかりしないとアカン季節になってきましたね。最近の寒暖差が、なんだか短時間高強度の
インターバル練習のようで堪らないです(え、ツライということです。(笑))。
今回のお題は、ステムの長さについて書いていきます。お題に『ひとりごと』と書いたのは、
正解をお披露目できるような単純話ではないからです。
ただ、ひとりごとではあるものの、考えるきっかけ作りや正解へのヒントにはなりうるかなと
思ってます。ロードバイクのポジション的なものは、乗り手の体の構造、柔軟性、熟練度、
選ぶフレームの素材、サイズ、剛性感、などに左右されるので、最適解を探すのは長い旅の
ようなものです。加えて、好きであれば終わらない旅といってもよいでしょう。
これは、初心者、玄人関係無いと個人的には思ってます。
では、いってみよ~~~
rodanサイクル ステムの長さ
まずは、いきなりrodanサイクルの現状でのステムの長さ等について書きます。
乗車ロードバイク: Giant TCR ADV SL(8世代) サイズS
リーチ: 378mm
ステム: 90mm
利用ハンドル: デダ Zero100 400(外-外)形状:シャロー
ハンドルリーチ: 80mm
身長: 169.5cm
体重: 55kg前後±1kg
柔軟性: 比較的柔らかい
こんな感じです。Giant社は、フォークコラムのサイズが特殊なため、ステムはGiant製を
利用してます。過去、100mm、110mm、120mmを使用していて、予備として130mmも持ってます。
要は、一番力が入る、ないしは楽に速く進めるサイズを見つけることが重要だと思います。
過去のロードバイク事情によると、『ステムは長くて、低く』が定説でした。加えて、見た目が
カッコいいです。それに憧れて、120mm等を利用してましたが、結局疲れます。現状のサイズの
フレームに120mmのステムで快適なハンドルポジションを作ることは出来ないことはないです。
しかし、ハンドルポジションを最優先にするとサドルとクリート位置がかなり極端なポジションに
なってしまいます。その時は、サドルは極端に高く、前に位置し、クリートは、かなりつまさきより
でした。するとどのようになったかというと、下りと高速域(40km以上)で、超不安定な走行
になり落車の可能性が大きくなります。
色々な人の話を聞いていると結局ハンドル、サドル、ペダルの関係がニュートラルなポジションが
一番安定していると思いました。更に、私の身体的なものを考慮すると余計に『普通』なセッティング
が合っているのかなぁ、と考え直すことになり、徐々にステムが短くなっていったという経緯です。
ステムが短くなって、既述の通り楽になった(呼吸と体の負荷)以外についても一言書きます。
それは、体幹の力を入れれるような気がしてます。大事なのは気がするです(笑)。体幹は、
認知できるような簡単な筋肉ではありません。私ごときが『こうだ!!』なんて豪語出来る話しで
はないです。しかし、ペダルを踏んだ時の腰回りのブレがステムが長かった時と比較すると圧倒的
に違うことは感じてます。となると体幹がつかえているのかな?となるわけです。気の持ちようは、
前向きな精神を呼ぶので、いいなと思ってます(笑)
フレームサイズと身長
と、個人的所見をツラツラと書いていきましたが、ステムの長さに注目し過ぎると誤った
考え方になります。ステム長を考える上でのポイントについて書いていきます。
- フレームサイズ(特にリーチ)
- 身長(特に胴の長さ)
- 柔軟性
- 色々試す
フレームサイズ(特にリーチ)
フレームサイズ、特にリーチのサイズは、重要です。最初のパラグラフで、ステムは短い方が
良いといった印象を受ける書き方をしましたが、若干誤解があります。ポイントは、フレームの
リーチとステム長とハンドルリーチが自身の身体的特徴にあった長さかどうかがポイントです。
そのため、もし、Giant社にXXSというサイズ(存在しない)のTCR ADV SLがあったら、もしかしたら
適正ステムサイズは、100mmか110mmになります。また、ハンドルのリーチが最近の流行りである
短め(70mmくらい)のものを選んでいたら、ステム長は、100mmが適正となる可能性があります。
そのため、ステム長は、選ぶフレームサイズにかなり左右されることをお忘れなく!!
身長(特に胴の長さ)
身長の長さは超重要です。身長170cm、ないしはそれ未満の人だと大きく変わらないですが、
身長が高い人は要注意です。脚の長さが人によって大きく変わるので、胴の長さが大きく変わります。
腕の長さにも関わることですが、大切なことは、自身のサイズ感をしっかり把握することです。
幸いなことにサイズは、しっかり具体的に数値を出せるので、感覚に頼る必要が無いのは楽な
ところですよね。人間微妙にサイズが日々変わると聞きますが、そこまで厳密になる必要は
ないのかなと思ってます。
柔軟性
やっかいな課題です。柔軟性です。これは、数値化出来ないので難しいです。けど、重要です。
上記の定量的に測定できる長さがどれだけ有効活用できるかが柔軟性に関わります。柔軟性が
高い人は、長さを最大限に有効活用できるハズですし、低い人は、長さに対して活用できる領域
が狭いということになります。
厄介なのは、柔軟性が高い人でも疲れてくると低くなるなど曖昧なことが多いです。また、
トレーニングや乗る量が増えるに従って、柔軟性が低くなったなんてこともあると思います。
定期的に自身の柔軟性をチェックするのも大切かと思います。
色々試す
これいっちゃぁおしめぇよ!!ってやつです。今までの戯言をすべて吹っ飛ばすようなポイント
です(笑)。
要は、多くのサイズを試すことが大切ということです。結果的に私は、4サイズのステムを
試しました。それに当たり、サドル高さ、位置、クリート位置が目まぐるしく変わりました。
ようやっと落ち着いたのが現在です。
迷い過ぎると、混乱するし、ロードバイクに乗っていてもつまらなくなってしまいます。まずは、
サドルとクリートがしっくりくる位置を決めて、それに合わせたステムサイズを試すという
優先順位にすると比較的スムーズかと思います。私は、その辺ぐちゃぐちゃで、せっかくの素晴らしい
フレームの力を有効活用全然できてなかったなと今更思います。
色々買うのに金が掛かり過ぎ!!という突っ込みが入りそうですが、この辺は、中古品を買うことで、
まずは適正サイズを見つけるが重要かなと思います。
さいごに
ロードバイクの適正サイズを見つける旅は、出来る限り短くしたいです。私の場合は、
メチャ長く、混迷するものでした。私のような、特別運動に力を入れてきた人生ではない
人はロードバイクに乗りこむとどうしても体が変化します。その変化にポジションも適応していく
必要があります。いや、していくともっと楽に、速く走ることが出来るようになります。
そのため、ちょっと時間とお金が掛かりますが、色々試すことでもっとロードバイクを楽しく
してみてはいかがでしょうか?って話です。
ではでは~~~
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