ひっさしぶりーーー、な書きこみで少々新鮮な気持ち、でおなじみのrodanサイクルです。
今回のお題は、サイクルジャージについて書いていきます。
先日今季初にして、最後のヒルクライムレースに向けて追い込んでいたので、ブログは
久しぶりになりました。そのレースで、今年初めて当方の所有する最高額のワンピース
ジャージを来て走りました。かなり久しぶりを本番で着るということで少々誤った感が
あったのですが、結果としては、かなり着心地も良く、やはり価格と品質はともなうな
と結論づけました。
しかし、一体どのような違いを感じるのか分からないと、そこまで必要という囁きに
タダ流されるだけになってしまいます。そこで、サイクルジャージの金額差が出やすい
ことについて書いていきます。
では、いってみよ~~~
今回の題材としたジャージは何?
今回の題材で話題にするジャージをまずは紹介しましょう。
① Bioracer ヒルクライム用ワンピース
Bioracerは、ベルギーのジャージ製造メーカーです。各国代表にジャージ及び
アパレル全般供給をしております。着心地だけでなく、エアロダイナミクスが最大限効果を
発揮するための研究にも熱心です。今回のお題では、無論高額の方に属するメーカーです。
所有しているワンピースジャージは、定価で30,000円オーバー、特別価格でも25,000円程度
しました。昨今夏用のワンピースジャージが多く流通する中では、結構高額な部類に位置
します。
② Monton ロードレース用ワンピース
Montonは、東京の高井戸?だったかと思いますが、自転車屋さんがプロデュースしている
サイクルブランドです。サイクルスポーツ普及が進む中で手が届きやすい価格で、競技系の
アパレルを企画、販売しております。加えて、遊び心満載のデザインされた商品も多数あり、
競技志向の人たち以外にも楽しめる商品展開をしてます。
そして、なにせ価格が安いです。今回話題にするワンピースジャージは、10,000円未満です。
『えぇぇぇええ?!』って最初はなりました(笑)なんぼなんでもBioracerと3倍近く価格差
があるよと驚いたものです。
具体的に何が違うよ?
では、早速何が違うかについて書いていきます。
結論としては、着心地です。
ここには、かなり驚きの差があるといってよいでしょう。どちらのジャージもエアロダイナミクス
を意識したデザインのため、基本的にタイトフィットです。いわゆるピチピチ系のジャージです。
にも関わらず、Bioracerの商品は、締めつけ感がきつくないにも関わらず、生地があまるような
ところが皆無です。
一方で、Montonの製品は、ハッキリ言ってキツイです。Theピチピチ系といってよいでしょう。
エアロダイナミクスを意識したデザインなので当然といえば当然です。
価格差があるので、当然ですが、作り方のレベルでどこまで細部に気を配っているかが伺いしれます。
Bioracerは、部位ごとに細かく調整したり、生地のストレッチする幅などを計算にいれているのかな
と感じます。Montonは、手ごろにエアロ系のジャージを提供出来るように細部を省いているという
ことです。
特に着心地の違いが分かるところは、以下のところです。
- 上半身の胸周り
- おしりのパッド
この2点は分かり易いです。掘り下げてみましょう
上半身の胸周り
上半身の胸周りは、特に大きく違いを感じることが出来る個所です。
ここの締め付け具合で、人によっては呼吸のし易さ、しづらさを感じる可能性があるので、
ワンピースやエアロ系ジャージを購入する方は出来る限り試着したいです。
Bioracerの商品は、直立すると微妙にジャージが余ります。最初は、アレ?!サイズいいのか?と
不安になります。しかし、前傾姿勢を取った時に余りが解消されます。先程の細部に拘っている
ということの象徴かと思います。前傾姿勢がロードバイクの基本姿勢であることを意識してデザイン
していることが伺い知れます。
Montonの商品は、直立時の段階でピチピチです。そのため、おおジャストサイズと思いがちです。
これが前傾姿勢になるとピチピチ感が強まります。幸い私個人としては、呼吸レベルにまで不安を
感じるものではなかったです(ストレッチは効きますので)。しかし、Bioracerと比較すれば、
締め付けが強いことは否定できず、緊張感を更に助長するなと言った感じです。
おしりのパッド
これも比較的違いを感じ易い個所になります。そもそもパッド自体が違うという点もあります。
しかし、今回のポイントである着心地という視点でみると細部にこだわっているところを感じる
ところが出来ます。
Bioracerの商品は、上記と同様に前傾姿勢をかなり意識して、パッドを縫い付けていると感じます。
サドルに座った時に、ここに来て欲しいという個所にパッドがあるのです。私個人のオーダージャージ
ではないので、驚くべきポイント思います。更に、ビックリなのは、パッドに強弱がある点です。
厚く合って欲しいところに厚くあり、薄くて良い個所が薄くされているということです。太ももの
付けねの当たりなどは、パッドが厚過ぎるとロングライドなどの後半に擦れる可能性があります。
地味に痛いです。こう言ったことがBioracerの商品では、恐らく皆無になると思われます。
クリームを塗ったりしようものなら全く問題ないでしょう。
Montonの商品は、パッドの厚さ自体はGoodなのですが、強弱がほぼないことと、おおざっぱな
サイズ間で貼り付けているので、必要以上に厚さを感じます。十分な厚みのため、接触部分での
痛みはなさそうですが、擦れなどの発生や乗り心地がなんか違うという感覚にはなる可能性があり
ます。
感じづらい違い
では、両者の感じづらい違いはなんでしょうか。
ズバリ、エアロダイナミクスです。Bioracerの商品は、適正サイズを選べばエアロダイナミクスの
恩恵は受けているハズです。逆に受けていないと、一体なにを作ってるのだという話になります(笑)
一方でMontonの商品は、確かに細かいことは劣るものの、適正サイズを選ぶと、ピチピチ感が
強いので、必然的にエアロダイナミクスに貢献しているだろうとなります。
これは、体感できるものではありません(笑)ハッキリ言って気分の問題だと思います。
しかし、この気分が大切です。気の持ちようは、思っている以上に大切かと思います。
レースであれ、ロングライドであれ、目標設定したことに全力で挑むのであれば、気分が上がる
装備をしたいものです。それにおいては、どちらの製品もアゲアゲにしてくれることは間違い
ないです。
大切なこととさいごに
ということで、エアロ系ジャージの価格差について書いていきました。
おわりに、大切なことを書きますが、今回の話は大きな大前提が存在します。
それは、適正サイズを着ていることです。
サイクルアパレルほど適正サイズが重要なことはないといっても過言ではありません。
ストリート系のファッションのように着崩すといったことはロードバイクにおいては、
いいことないっすね。ピチピチが好き、緩めが好きと個人差は多少あれど、適正サイズから
逸脱すると乗車時、特に疲れ始めた時の不快感は勘弁して欲しくなります。また、メーカー
のサイズを鵜呑みにするのもキケンです。同じSサイズでも、腕回りや胸周りは特にメーカーの
設計思想で違いが出てきます。このメーカーでは、S、あのメーカーではXS、そっちでは、M
なんてことは結構あります。私個人としては、海外ブランドはXS、パールイズミはM、
他の国内メーカーはSかMみたいな感じです。
BioracerもMontonもロードバイク普及に大きく貢献していて、どちらも購入したからこそ
違いを感じました。どっちがすぐれているというよりは、自身の置かれた状況に応じて
きちんと選択するというのが大切かと思います。学生でなかなかジャージに投資出来ないので
あれば、Montonは超オススメです。大人でもっとロードバイク楽しみたいが時間は制限が
ある、しかし予算は組める場合であれば、Bioracerがオススメです。
買い物は、買う前が一番楽しいので、どうぞお悩み下さい(笑)!!
ではでは~~~
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