乗ってきました! Pinarelloの至宝 ドグマF12

pinarello dogmaf12 01自転車
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ツールドおきなわ、残念ながら今年は中止。分かってたけど、残念です。で、おなじみの

rodanサイクルです。

ツールドおきなわ、それは、日本アマチュアサイクルロードレースの最高峰のレースです。

個人的には、無形文化財に指定して欲しいくらいに最高のレースです。

本日は、イタリアの名門自転車ブランドPinarello(ピナレロ)社のフラッグシップ

ドグマF12に乗ってきたことを書いていきます。

以前に書いたこの記事で試乗の重要性を感じたことから、チャンスとばかりに乗ってきました。

試乗の重要性については、別途記事にしますが、やはり気づくことが多いです。このレベルの

ロードバイクはハッキリ言ってよいに決まってます。が、結構キャラが違うので、見た目だけ

でない部分について書いていきます。

では、いってみよ~~~

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改めて、試乗した人とロードバイク情報

私の身体的な情報について書いていきます。詳しくは後ほどですが、いわゆる最高峰のロードバイク

の特性は、結構身体的特徴でも感想が変わると思われます。そのため、書いていきます。

  •  身長: 169.5cm
  •  体重: 55.3㎏
  •  年齢: 38歳
  •  BMI: 19.25

ここ最近体重が絞れてきいるのか、体重が55kg台で推移してます。BMI値によると普通体重に

属してますが、見た目はやせている感じかと思います。そのため、パワフルなペダリングが

出来るタイプではありません。

試乗したロードバイクについては、以下の通りです。

  •  ブランド: ピナレロ(イタリア)
  •  車種: ドグマF12
  •  サイズ: 515
  •  ブレーキ: DISK
  •  コンポ: デュラエース(機械式)
  •  ホイール: フルクラムのリムハイト40~50mmぐらいのもの
  •  フロントリング: 50-34

どれを見ても最高のフレームとパーツで構成されております。以外だったのが、コンポが

機械式でした。試乗なので、どっちでもよいのですが、もしこのレベルで買い変えるなら

電動がいいなと思ってしまいます。機械式ではあったものの、ハンドル周りのケーブルは

全て内装してあり、エアロを意識したものになってました。

ピナレロ ドグマF12について

まずは、ピナレロ社ドグマF12について書いていきます。

恐らく、現行のロードバイクの中でも最高金額のフレームの一つといってよいでしょう。

フレームセットでの価格が、803,000円となります。先日発表されたスペシャライズドの

S-works TarmacSL7ですら、605,000円なので、やはり高い製品です。このレベルの価格

の車種は、知る限り、コルナゴC64、Timeラルプデュエズ01サイロン(いづれも

アクティブフォーク)ぐらいですね。カンパニョーロというイタリアのコンポの電動を

付けて、ライトウェイトというドイツのホイールを付けるともれなく200万円越えの

ロードバイクが出来上がります(笑)

一般的に流れている情報としてのドグマF12の特徴としては、東レ製の最高品質のカーボン繊維が

使用されていることです。T1100という品番のカーボン繊維ですが、恐らくピナレロ社しか

また自転車業界では使用をゆるされていない製品です。

デザインとしては、イタリア製ならではの造形美とエアロ解析の意識が融合した

ものとなってます。控えめにいって超カッコいいです。

そして、ピナレロ製品全般に言えることですが、注目すべきことの一つが、サイズ展開です。

なんと13サイズもあります。ロードバイクにとってサイズほど重要なものはありません。

パーツで調整は出来るものの、フレームからきちんと選ぶことが出来る数少ないブランドです。

大人の事情で仕方ありませんが、Giant社が圧倒的に劣勢な点はここですね。

見た目における、当方の個人的な印象としては、

  •  結構ゴツイ図体です。
  •  細部にわたって工夫されてます。

やはり見た目の印象が強烈です。うまく表現できず恐縮ですが、太いところはとことん太い、

細いところは細い、ぐにゃぐにゃ曲がっているといった具合で、一言でいうのは困難です。

特に特徴的に見えたのが、フォークの太さとBB及びシートステイの付け根の左右非対称設計

の部分です。フォークはかなり太く、私のGiant製のTCRと比較すると圧倒的に太いです。

左右非対称設計ですが、もう笑っちゃうくらい左、右で作りを変えてます。これについては、

写真をどうぞ。

ご覧の通り、左右の太さが全く違います。よく知らない人からすれば、不良品か?とおもって

しまうくらいです。シートステイのところなんて凄いですよね。

また、フォークが太い!!流石に重そうですが、走りの安定感に繋がっているのは納得です。

乗ってみた感想

ではでは、とうとう乗ってみた感想に突入します。

なんだか、静かに速い!踏み始めてから速度を上げるのに少し時間が掛かる感じがありますが、

一旦スピードに乗るとすーーーーっと速く走り、高速域の維持が非常に楽です。現在乗っている

Giant社のTCRとは別の自転車という印象で、先日試乗したEmonda SLRの方が近いなと思います。

ドグマF12は、正直軽いロードバイクではありません(装備の問題だったかもですが。)。

Emondaよりは確実に重いと思います(計測してないので正確なところは分かりません、持った

感触として)。にもかかわらず、平坦を走っている限り重いと感じることは全くありません。

むしろ、速いので、不思議な感覚になります。そして、乗り心地がかなり良いです。

これには驚くほどです(これについてはちょっとオチがあります。)。振動をあまり拾わない

ですし、安定感が高いです。見た目に反する印象だったので、驚くポイントでした。

キビキビ反応するというよりは、いつのまにか速く、スピード維持が楽、そして疲れない、

そんな印象ですね。本格的な登りは試乗のため、乗ってませんが、ちょっとした登りで

あれば重量的なハンデはないかと思います。予想としては、本格的な登りだと重さは実感

しちゃうと思います。プロチームのイネオスグレナディアスが、現在のツールドフランスで

山岳コースのみ、スポンサー以外のホイールを使用する理由も納得感があります。

長い距離走るのであれば、速くて、楽というロードバイクの鉄則を最高のレベルで提供している

チャリだなと感じました。

オススメな人

オススメな人ですが、まず第一条件としてお金がある人になります。世界最高峰のロードバイク

なので、これは仕方がありません。

この第一条件をクリアできる人であれば、誰でもオススメできちゃう感じです。とにかく、

速いのに楽という印象が強いので、レースに出る方はもちろん、上質なロードバイクライフを

楽しみたい方は全員にオススメできちゃいます。

また、見た目が個性的なので、その辺を受け入れることが出来るひとということもポイント

になると思います。カッコいいとは思うものの、かなり個性的なので、受ける人とそうでない

人に差がありそうだなという印象です。

こぼれ話とさいごに

こぼれ話とまとめに入ります。

こぼれ話としては、実は、今回の記事の続編にしますが、今回試乗をDISKブレーキと

リムブレーキの両方に乗りました。これが驚くほどに特徴が違うのです。正直困惑する

くらいに。そのため、その辺についても言及せねばと思ってましたが、そうすると

この記事自体が混乱してしまうので、一旦これからの車種という意味を込めてDISKブレーキ版

を題材に当記事は書きました。世の中の技術の進化が凄過ぎて、その影響がロードバイクにも

出ていることを痛感しました。これは、文字で伝えるだけでは足らないなと思うほどです。

もし、DISKとリムの両方のバージョンが販売されているメーカーの試乗が出来る場合は、

是非是非是非、両方乗ってみることをオススメします。メーカーによっては、DISKのみ

製造というのがトレンドになりつつあるので、この違いを知るとどちらの選択自身にあって

いるか判断できると思います。

で、さいごにですが、ドグマF12は凄まじいロードバイクですね。これで文句があったら

困ります(笑)。敢えて批判的なこと言うのであれば、アマチュアサイクリス

には、重量制限がありません。そのため、ヒルクライム職人を目指す方には不向きなロードバイク

と思います。逆にエンデューロレースやロングライド、ブルベなどを楽しむ方々には最高の

パートナーになると感じました。

チャンスがあれば、是非ご自身でも乗ってみましょう!!

ではでは~~~

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