日曜日久しぶりのレースで、ドキドキしております、でおなじみの
rodanサイクルです。
本日は、JBCF(一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)の2020年開幕戦
の日でした。このJBCFという団体は、超簡単に説明しますとロードバイクで
競うレースの主催者団体です。他競技で言えば、Jリーグのようなものです。
コロナウィルスの関係上、通例3月ごろに開幕するところが、この7月23日まで
づれこんだということです。
で、そのレース自体は十分楽しめるものでした。しかし、
これでは、裾野が広がっていかないと残念なことに確信してしまいました。
その点についてせめて、ロードバイク好きのなかからきちんと問題意識を持って、
改善要求をするくらいにならないとイカンと思ってブログにすることにしました。
見方を変えると、改善すれば、ロードバイクになじみが無い人でも十分楽しめる
コンテンツになりえると思います。
では、いってみよ~~~
そもそも一体どうやってみる
まずは、根本のことから話題にします。そもそもJBCFのレースってみれるのか
ということです。ありがたいことに、現在は、ITの進化により、Youtubeにて
JBCFチャンネルが解説されております。無論LIVE放送も見れますし、LIVE放送後は、
アーカイブに残ります。
例えば、本日のレースは、以下の通りです。
では、一体何が課題なのか?
ハッキリいって、課題だらけです。そりゃそうです。日本のサイクルロードレース
は、現実的には、無いに等しいスポーツコンテンツです。そのため、課題だらけ
となりますが、Youtubeで放送出来るようになったくらいなので、むしろかなりの
スピードで改善されているといってもよいでしょう。
実際、このチャンネル自体は、昨年か一昨年前から開設されており、ロードバイク好き
には、ありがたいものになっております。
しかし、残念なことは、開設が飛躍的な改善になったものの、開設後の改善がどうにも
みられないことです。具体的には、
・ カメラワークが向上している感じがしない
・ 電波状況による、レース映像が映らない(しかも、勝負どころに限って)
・ 固定カメラ数が少なく、ラストスプリントが良く見れない
他にも、個人によっては、ここが課題だ、あれが課題だ、あると思いますが、
上記の課題は、感情論のレベルではありません。
ロードバイク好きやアマチュアレースに出ている人であれば、なんとか汲み取る
ことが出来ても、初めて見る方からしたらなんだかさっぱり分からないです。
ないしは、映像が乱れまくるので、気持ち悪くなっちゃいます。
また、これは、辛いところですが、普段サイクルロードレースを見ている人の多く
は、ヨーロッパのレースを見ております。レース内容以上に、映像の安定感という
レース内容以前のところで比較されてしまいます。この比較自体が無茶なことで
はありますが、普段から見ているとどうしても比較されてしまいます。
では、なぜ課題になったり、改善されない
ここで、ポイントになるのは、なぜこのようなことが課題になり、改善されない
のかということです。これは、非常にシンプルな答です。
『金』です。
(まちがいなく、中の人間ではないので100%とは言えませんが)
サイクルロードレースは、上記で述べた通り、日本においてはまだまだ、あって
無いようなスポーツコンテンツであるためです。マーケティング効果がどれだけ
あるのか全く見えないコンテンツに簡単にスポンサーが付くわけありません。
これでも、スポンサーは増えたはずなので、Youtube放送なども出来るようになった
のかもしれませんが、そこから先に行くためのレベルに到達していないのが現状
かと思われます。
むしろ、非常に手間が掛かる中でよくここまでやれているといった方が見方として
は正しいとさえ思ってしまいます。少なくともある程度の意志決定に参加したこと
があるビジネスマンであれば、JBCFの苦悩にも同情できるかと思います。
では、ここからどうしましょう。
ここで思考停止するわけにはいきません!!せっかくレースは楽しいのに、
白旗を振るのは残念以外になりません。
さまざまな方法があると思いますが、以下を上げてみました。
・ 裾野を広げる
・ JBCFの幹部に他分野から採用をする
・ 権威性との連携
・ ユーザーからの集金
本日は、この4点をまず改善案として上げたいなと思います。
・ 裾野を広げる
なんといっても、競技人口を増やす努力が必要かと思います。そもそも、
サイクルロードレースが日本にあることを認識していない人がほとんどかと
思います。遠いヨーロッパで流行っているもの的なイメージしか持っていなかったり、
はたまたそれすらも知らないでヨーロッパ通を気取っている人すら多いでしょう。
ロードバイクには楽しみ方は自由ですが、根本は競技性から来ていることを認知
させねばなりません。各地にプロチームが出来ていることは非常に素晴らしいし、
最近話題になった稲村亜美さんのような認知度が高い人とのコラボはもっと欲しい
ところです。稲村さんは既に知名度高過ぎるので、はっきり言って超ラッキーです。
まだまだ知名度が低いかもしれない、モデルさんなんかをもっと巻き込みたい
ところですよね。
・ JBCFの幹部を他分野から採用をする
やはり、金を集める能力は、ビジネスマンが長けております。とのことで、
JBCFの幹部を他分野から採用するというのはいかがでしょうか。これは、Jリーグ
の現在の幹部構成から学べるところです。現在Jリーグのチェアマンをやってらっしゃる
村井さんは、元リクルートの方です。リクルートなどは、名前だけでも営業センスが
ある方とイメージしてもおかしくありません。チェアマン以外にも、有名な
コンサル会社などから着任している人が結構多くおります。過去の日本の
スポーツマネジメントのあしき風習である元競技者以外は幹部にしないという
ことがJBCFにおいては、無いことを切に願います。日本のバスケットボール業界は
それで、何年遅れてしまったのか想像が付きません。
そこまでの腐敗は、心配はしておりません。なぜなら、JBCFの会長に片山右京さん
が着任されたためです。しかし、ここで留まっているように感じます。右京さん
のインパクトは非常に大きいですが、それは表向きです。やはり、ビジネスの裏方
にはそこで活躍できる人が必要でしょう。表裏一体となった組織を目指して
欲しいです。
<訂正> 片山右京さんは、既に会長職を辞任してます。現在は、マトリックス
パワータグの監督安原さんが兼任にて会長をしているようです。私の理論とは
反しますが、安原さんになった以上応援させて頂きます!!まずは、放送レベル
を上げて欲しい!!
・ 権威性との連携
権威性との連携とは、既にあるものともっと連携できないかという意味です。
具体的には、
・ しまなみ海道と連携してレースをする。
・ 他のコンテンツとの協業(これは、既にあるといえばある)
・ 他競技との連携
こんなところです。
とにかく、行政との連携がもっと必要かと思います。んなことはわかっとる!!
と突っ込まれそうですが、どうにもそのように感じれないのが悲しいところです。
しまなみ海道、琵琶湖、霞ヶ浦などなど、ロードレースが出来そうなところは
超たくさんあります。また、過疎化が進んでいる地域では、道を開けていただける
余地があるかもしれないです。この辺は非常に複雑なので、言うは易しを覚悟で
いっちゃいました。
また、他のコンテンツですが、顕著なのは、マンガですよね。特に『弱虫ペダル』
におけるサイクルロードレース界の貢献度は本当に高いと思われます。これが、
きっかけに日本にもレースがあることをもっと知らしめたいですよね。
最後に他競技とのコラボですが、地域密着型という点において、JリーグやBリーグ
と理念において親和性があります。特にBリーグは、これから発展していこうという
点においては、近い存在といっても間違いではないでしょう。それこそ
サイクルロードレースではありません、協調できるところは、協調するはアリかと
思います。
ユーザーからの集金
なんといってもこれは最終的に必要になるのではと感じます。ユーザーからの集金
です。ただし、単純に金下さいは、かえってファンを減らす可能性があります。
そのため、以下のようなシステムを採用すれば、納得されやすいのではないで
しょうか?
・ クラウドファンディング
・ 投げ銭機能
ただ、お金を集めるだけではなく、きちんと大義があれば集まると思うのは
私だけでしょうか?今は、直接投資がしやすい環境ができつつあります。日本にも
レースがあることを認知させるならこうした社会的機能をきちんと有効活用して
欲しいものです。
さいごに、
本日のレースは、終盤出来た逃げおよそ10名から、最後の局面で3人が抜けだし、
最後はロングスプリントの末山本元喜選手が優勝したという結果でした。
展開自体は、中々手に汗握るもので、正直十分楽しめる内容と思います。
箱根駅伝を楽しむことが出来る国です。サイクルロードレースが楽しめないわけが
ないと改めて確信しました。しかし、せっかくの放送が、きちんと放映されない
というインフラ整備が課題というなんとも残念なことになっております。臨時電波
強化装置みたいなものを開発できないもんですかね?今のご時世なら簡単にできちゃい
そうに思えてなりません。
言うは易しで恐縮ですが、ロードバイク乗りはみんなでどうするか考えて、
行動しましょう。このブログも超微力ながらサイクルロードレースを知らない人に
気づいてもらうことに貢献できればと思ってます。
以上です!!
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