伊豆いちに続きツールドお墓参り(東京-長野県上田市往復)をしましたが、
熊谷市付近走行温度42~43度でした。お風呂の中でチャリ乗ってた気分、
でおなじみのrodanサイクルです。
いや、42度はマジでヤバいですよね。ちらちら温度見てたのですが、いっこうに
変わりませんでした(笑)
本日のお題は、引き続きで恐縮ですが、伊豆いちのことです。伊豆いちは、
ハッキリ言って過酷です。簡単に勧められるものでもありません。しかし、
個人にあった設定コースで過酷なロングライドをすると色々と発見があります。
今回の伊豆いちで色々気が付いたことについて書いていきたいと思います。
ということで、結論ロングライドしましょう!!ということです。
では、いってみよ~~~
気が付いたこと色々
今年は、梅雨が長すぎました。私は、色々経験した結果雨ライドは基本
しません(ライド中に降っちゃったなどは別)。そのため、梅雨明けを
本当に切望してました。
梅雨が明けたことで、とにかく外を存分に走りたい!!という欲求が強過ぎて
今回のチャレンジ企画に繋がりました。
いやぁ、人間て忘れるものですね。5時間以上のライドをするのは恐らく今年初
で、且つ昨年はやったかなぁという具合でした。そのため、色々と気づいたこと
がありました。
- ポジションについて
- 補給について
- 日焼けについて
- ペダリングについて
ざっとこんなもんでしょうか。普段から意識はしているものの、やはり長く走ると
体力、精神力が疲弊することで、今まで感じたことがなかったような感覚が
なんか降ってくるような感じがします。ロングライドをすれば速くなるという
ことは恐らくないと思いますが、速くなるためのヒントを得るは間違いなくある
とここでは断言します!!
気づき①: ポジションについて
実のことを言いますと、今年に入ってからは、ずーっとポジションがイマイチ
が拭えてませんでした。強いて言うと、4月終わりくらいにいい感じになり、
ヤビツ峠の登頂記録も出て、問題解決とまで思ってました。しかし、どうも6月
中ごろくらいからまたまたよく分からないことになってきまして、『なんか違う
んだよな』と思いながら走ってました。出力的には、ベストオブベストだった
昨年の秋ごろより1割程度低く、とても同じ人間とは思えない状況でした。
こうした状況に陥ると打破するきっかけがないとダラダラと同じ状況の中で
どのように改善しようと頭で考えるだけで、いっこうに前進しません。私は
そういったタイプです。
しかし、今回の伊豆いちはそんな余裕のあるコースではありません。そのため、
四の五の言っている場合ではないので、取り敢えず感じていたことを色々試す
ことにしました。といっても、たかだか数ミリ程度クリートの位置を変えた
だけです。
しかし、これが感触が結構変わります。現状正解にたどりついたか分かりません
が、ハッキリしたのは、伊豆いちはマインドセットをするには、この上なく
よいきっかけになったということです。
今回の伊豆いちではクリートの位置でしたが、サドルの高さ、前後位置、
ステムの長さ、ハンドルの横幅、リーチの長さなどは、数ミリレベルで
結構感触が変わります。もし、悶々としているようであれば、背伸びをした
挑戦をきっかけに変更してるとよいと思います。
また、5時間以上くらいのライドをしていると、曖昧だった不都合な点が
少しクリアになる場合があります。心身ともに疲弊してくると、どうにかして
楽に速く走れるように体が工夫しだします。正確には、辛いポジションだと
続かないです。それが何かが少しでも分かれば、次回のライドに活かしたい
ですよね。スタートから力の入り方が変わるかもしれません。
ちなみに、今回の伊豆いちをきっかけに、クリート位置とサドル位置を再調整
をすることにしました。個人的には、ポジションをいじることには抵抗が
あるのですが、行動を促す影響があったなと感じてます。
気づき②: 補給について
これは、ロングライドならではないでしょうか。当然走り方にもよりますが、
数時間程度のライドだと補給があまり必要ない場合があります。あっても、
バナナ数本でOKとか、それにプラスしてエネルギーゼリー1個でどうにか
なってしまいます。
これが、5時間以上のロングライドではそうはいきません。伊豆いちは距離だけ
でなく、獲得標高もかなり高いので、適切な補給は非常に重要です。
この適切な補給が長い走行になるほど、なんなのかを定義するのが難しく
なってきます。むやみやたらに食べればよいというものではないためです。
品質の悪い油分の食べ物を食べれば、消化器系の内臓が一発でやられてしまい、
気分が悪くなります。しかし、これは、かなり個人差があります。私は、
気分悪くなるタイプですが、ならない人もおります。
今回の伊豆いちにおける補給についての評価は、うまくいきませんでした。
後半の失速は顕著なものでした。まぁ、牛丼屋で牛丼が売り切れというまさかの
ハプニングがあったこともうまくいかなかった要因ではありますが。。。
自身の消化能力や脂肪燃焼、糖質燃焼の違いなどのなかなか数値では
表しきれないことは、過酷なロングライドだからこそ気が付けることかと
思います。そのため、伊豆いちでの補給の失敗は、むしろ気が付けてよかった
と思ってます。
気づき③: 日焼けについて
これは、完全になめてましたね。日焼けについてです。夏はもちろんのこと
ライドが長くなれば、季節は関係ありません。天気が晴れているか否かです。
そして、日焼けはとにかく体力を奪っていきます。また、皮膚がジリジリ
痛みだしても来ます。とにかく走行中の集中力低下をぐぐっと後押ししてくれます。
特に夏は、走るだけで過酷なので、日焼け止めないしは、日焼け止めを防ぐ
カバーをしっかりして、少しでも体力セーブをしたいです。
伊豆いちは、以前の記事の通り、下りコーナーが多いです。そのため、集中力
が低下していると危ないです。日焼けが全てでは無論ありません。色々な要素
の中の一つです。
ちなみに、午前5時にスタートして、午前11時くらいから日焼けを実感する
ようになりました。実感するくらいなので、その前から既に始まっていたと
思います。後半の減速要因の多くは、補給だったと思ってますが、日焼けが
それを加速化させたのは間違いないと思います。
集中力を低下させる要素を少しでも少なくすることが安全かつ目標達成に
貢献します。ロングライドだからこそ再認識できると思います。
気づき④: ペダリングについて
200km以上のロングライドで、夏となると本当に疲れます。少しでもこの
疲れを分散させるために、サドルの座る位置を変えたり、ペダリングをする
時の使う筋肉を少しでも変えようと体が動いたりします。
これが、50~100km程度のライドだと、既に自身で想定しているもので
おさまってしまって、新しい気づきはほぼ皆無です。よほど自身で意識を
しないとBetterにもWroseにも出会うことはありません。
ロードバイクのサドルは本当に小さい面積しかないと思われがちですが、
実際、縦・横に動くと結構ペダリングが変わります。普段はその辺も意識した
ポジションになっているハズですが、本当に疲れてくると使いきっている筋肉
以外を使いたいと体がうずいてきます。すると場合によりけりですが、
その時のペダリングが無駄のないキレイなものだったりします。その場合は、
是非それを普段のトレーニングやライドに再現したいし、そもそももっと良い
ペダリングがあるのだと気づくことになります。
今回の伊豆いちで特に痛感させられたのは、西伊豆の戸田~大瀬崎に向かう
およそ10km程度の走行です。かなり激しいアップ&ダウンなコースですが、
全くうまく走ることが出来ませんでした。勾配変化が激しく、それに適応
してペダリングが出来ている感覚が全くなく、かなりの減速となりました。
昨年の秋ごろペダリングとはほど遠いな思い、目下ペダリング改善を敢行
しております(途上ではありますが。。)
本来は、日常の中でそれが見つかればよいのですが、人間そんなに都合よく
できていないので、ロングライドは一つのきっかけになるなと改めて思います。
さいごに
実走で、長く(自分にとって)、過酷なライドは考えたり、工夫したり、挫折
したりすることが満載です。この辺を味わうことで、何が良くて、何が
改善が必要なのかが見えてきます。あんまり辛いと嫌になってしまいますが、
多少背伸びをしたライドをすることで、普段気が付けないことや忘れていた
ことなどを思い出すきっかけになることは間違いないです。
こうした自身と向き合うという観点で気づきが欲しい場合は、ソロライドを
オススメします。ただし、無謀はダメですよ。翌日、ないしは翌々日に
仕事があることを想定してのチャレンジでないと無謀になっちゃいます。
人は、年々体に変化が微妙に起こります。自身の変化を感じ取るという意味では、
ソロライド且つロングライドは新たな発見になりえます。その中で、伊豆いちは、
コース的にかなり良かったと思ってます。見所がそもそも多いということも
ありますが。まるまる一周がキツ過ぎるという方は、コースをいろいろアレンジ
してもよいと思います。海岸線と山がここまで調和しているコースはなかなか
ないと思います。
ちなみに、人のペースに合わすというのは、また別の気づきになります。
複数ライドには、複数ライドの良い点や楽しさがあります。それは、また
別の話で。
ではでは~~~
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