今回は、クロスバイクやロードバイクを買いたての方が、一体どのパーツから買い替えをしようかということに着目した記事となっております。
それは、『タイヤ』です!!
まさか、人生でタイヤ、しかも自転車のタイヤについて発信することがあるとは想像もしてませんでした。
ただし、タイヤについての深い話を始めてしまうと収集が付かない、且つ私の経験や見識では不足があり過ぎます。そこで、クロスバイクやロードバイクを買いたての初心者の方が変える際に注意したら良いことや過去の失敗談などについてまとめました。
では、いってみよー
ご注意!当記事は、全てクリンチャータイヤを前提とします。チューブラーやチューブレスは、始めてパーツを交換する方には不向きと判断したので省いております。ご了承下さいませ。今後別記事に出来ればと思います。
タイヤサイズのトレンド
昨今タイヤを選ぶ上で一番重要なポイントかと思っております。ロードバイク用のタイヤサイズには、おおまかに以下のようなラインナップとなっております。
- 700×20C (トラック競技などで利用される)
- 700×23C (最近ほとんど見ませんが、ヒルクライムレース決戦用としてみることがある)
- 700×25C (最近の一番の人気サイズ)
- 700×28C (クロスバイクには超最適)
- 700×32C (クロスバイクには最適)
ちなみに、700というのは、大きさです。いわゆるロードバイクやクロスバイクで採用されているホイールに適合する大きさです。マウンテンバイクと違ってタイヤの大きさはこのほぼ1択と理解して良いでしょう。
(注意:女性で650Cを利用するという方もいらっしゃいます。)
で、重要ポイントはそこでなく、20~32まである太さです。
なぜ、重要かというと、
① 快適性 ② 軽量性 ③ 路面抵抗 (④ パンク性 ⑤ 耐久性)
野球でいう『走攻守』のように、①~③の3点の総合バランスがタイヤの太さと大きく関係するためです。
5年前くらいまでは、23Cというサイズが一番の利用されており、盲目的に上記3点のバランスが良いとされてました。しかし、科学的なメスが入ると25Cの方が③と①が特に優れており、現在では25Cが主流となっております。
過去の勘違い
上記の通り、私も例外に漏れず世の中の常識に合わせてしまいました。つまり、初めて購入したクロスバイクの交換したタイヤの太さは、23Cでした。
今思うと確かに違和感あったかも、と遠い記憶を遡るような感じです。実は、クロスバイク購入時についてたタイヤは確か32Cでした。その時の感想と今だからこそ思うことが結構大切だと思い、まとめました。
<32Cの記憶と推測>
安定性が高く、振動がほとんどこないため、滑らかに進んでいく印象。重さがある分初動が辛いという事実はあるものの、速度が乗ると楽!重さから登りはキツイと思われますが、32Cできちんとした登りをしてなかったため、ここは推測です。
<23Cに変えた記憶と今の感覚>
当時は、軽さが実感できたため、これで速く走れると思い込んでました。軽いのは事実なので、間違った思い込みではないです。しかし、現在ヒルクライム決戦用タイヤが23Cなのですが、挙動が不安定のため、疲れやすいです。また、初動は速いものの慣性がないため、スピード維持が辛い。細いため、溝にハマり易そう。事実昔は結構ハマったり、パンクトラブルも多かったです。
ということで、細いタイヤはオススメできません。一時期日本人は体重が軽いから細い方が軽いし良いということを論じている方もいらっしゃいました。しかし、当ブログ主のだいたいの体重55kgを指標に考えると25C以上を断然オススメします。レースに出ない場合は、28C以上が自転車に乗るのが楽しみになると思います。
タイヤ交換するにあたっての考え方
交換を検討するにあたっては、上記にある5つの指標で、まずは、最初の3つの指標を重視して欲しいです。
理由は、簡単。3つの指標で違いを感じれるようになると自分好みのタイヤ選びの精度が高くなるためです。
タイヤ研究もかなり煮詰まっているので、露骨におかしな製品を探すのも逆に難しい時代です。そのため、3つの指標の違いを感じるためにどうしたらよいかとなりますが、有名ブランドのトップレンジのタイヤを購入するに限ると思います。(最初はブランドは気にせず、トップレンジを買うがポイントです。)
完成車で購入する自転車についているタイヤはどうしてもコストカット部分となるので、良いと評価されるタイヤがついていることはほぼ無いでしょう(完成車価格が10万円以下を想定)。ブランドによっては、必要十分なタイヤがついているケースがありますが、良いレベルではありません。
体重、身長、性別、体の柔軟性、フレームの素材、ホイールなど各要素によって好みのタイヤは結構変わります。まずは、自分指標を確率するためにも、完成車で付いているタイヤを500~1,500km(1か月~3か月程度)乗りこなして交換するとかなり違いを実感することが出来ると思います。
タイヤの重要な3要素を感じ取れるようになったら、4,5つまり、パンク性能と耐久性能についても意識していくと、自分にとってのコスパ最強タイヤが何かを見つけていけると思います。特にあまり遠くに行かないよと言う方は、耐久性は重視したいところですよね。
これだけ抑えれば十分、自転車ブランド
念のため、自転車タイヤのトップブランドを掲載します。
- ヴィットリア (イタリア) 人気モデル: コルサ
- コンチネンタル (ドイツ) 人気モデル: グランプリ5000
- シュワルベ (ドイツ) 人気モデル: Pro One
- ミシュラン (フランス) 人気モデル: パワー
- ユッチンソン (フランス) 人気モデル: フュージョン5ギャラクティック
- マヴィック (フランス) 人気モデル: イクシオン
- ピレリ (イタリア) 人気モデル: Velo
- ジャイアント (台湾) 人気モデル: Gavia Race 0
- ブリジストン (日本) 人気モデル: Extenza R1X
他にももっとたくさんあります。しかし、これだけ抑えておければ十分かと思います。F1が好きな方なら、何を今更、全部しっとるわぐらいかと思います。入れておりませんが、アメリカ系の自転車フレームメーカーもタイヤをたくさん自社開発してます。
当ブログでの推奨タイヤ
当ブログ主は、気にいると使い続けてしまう修正があるため、あまりたくさんの種類に乗ったことがないです。しかし、色々試したことと、その結果総合的にオススメ出来るタイヤをまとめました。
<使用タイヤ歴>
()内は、現状での購入状況と当ブログ主のお気に入り度、5段階評価、5が最高、1が最低
・ トレックのクロスバイクについていたタイヤ 32C (廃盤、3)
・ ミシュラン Pro3レース 23C(廃盤、4)
・ コンチネンタル GrandPrix4000 23C (廃盤、4.5)
・ ミシュラン Lition 23C(廃盤、3.8)
・ ヴィットリア Rubino 23C(廃盤(グラフェン使用前)、2)
・ コンチネンタル GrandPrix4000Ⅱ 23C(まだ買えるかも、5)
・ スペシャライズド Turbo 23C(現行品 4)
・ コンチネンタル GrandPrix5000 25C(現行品、4)クリンチャー以外のタイヤ歴(参考まで)
・ ヴィットリア チューブラー コルサCX 23C・ ヴィットリア チューブラー コルサ(グラフェン) 23C
・ ヴィットリア チューブラー コルサスピード(グラフェン) 23C
・ ユッチンソン チューブレスレディ フュージョンギャラクティック5 25C
・ ジャイアント チューブレスレディ ガヴィアAC0 25C
・ ジャイアント チューブレスレディ ガヴィアRace0 25C
上記の中で、特にオススメしたいのは、コンチネンタルGP4000Ⅱですね。これは、速いし、丈夫だし、耐久性高いということで、コスパ最強です。恐らく、ネットを探しまくれば買えるチャンスがあるかと思うので、是非お試し頂きたい。
今は、新型のGP5000を利用してますが、速いです。しかし、やわい、そして耐久性が明らかに低くなっている。ということから、走りの上質を経験する上では超GOODなのですが、昔のミシュランのようで、コスパはちと悪いなという印象です。
グレード下げても満足度が大きく下がらなかったという点では、ミシュランのLitionでした。現在は、Lition3とバージョンアップしてます。ご注意頂きたいのは、バージョンアップ=進化ではないということです。当時のLitionは、走行感が悪くなく、耐久性もProシリーズより圧倒的によかったので、気に行っちゃいました。価格的にもクロスバイクやロードバイクでポタリングメインですという方にはGOOD CHOICEかと思います。
ポタリング=>ゆっくり、ロングライド的なことを指します。
最後に
タイヤは、露骨に違うことを感じることが出来るパーツです。そのため色々試すのが楽しくなっちゃいます。何が良いというよりは、自分好みは何かの探求が、楽しいと思います。他の自転車乗りの方との話題にも欠かせないところなので、是非色々試してみましょう。また、当ブログにもアドバイスを頂ければありがたいです。
<余談>
走行感は、選ぶチューブによっても大きく変わります。その辺はまた別の話。。。
最後に、参考文献を残します。是非ご参考下さいませ。
<ロードバイク徹底比較ドットコム>
最近更新がされておりません。そのため、要チェックです。当サイトのタイヤ寸評はかなり参考になりました。ロードバイク徹底比較とありますが、明らかにタイヤフェチな方が作ってらっしゃると思います。私の調べ不足かもしれませんが、ブログ主の体重と身長が分かると更に参考になったと思います。
<Bicycle Rolling Distance>
英語のサイトですが、ドイツ人が運営しているようです。世界自転車タイヤ好き選手権があったら優勝するような人です。タイヤが好き過ぎたのでしょう。わざわざタイヤを購入して、走行抵抗の実験をして、史上に出ているタイヤで一番走行抵抗が低かったものが何かを日々研究して好評しております。なお、クリンチャータイヤの現時点での最強結果が出ているのは、ミシュランのパワーTTという商品のようです。
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