クロスバイクとロードバイクの大きな違いとしては、ハンドル形状があります。
いわゆるフラットバーとドロップバーという大きく見た目で違うところがあります。この見た目の違いが結構購入者の心をくすぐるのではと思ってます。実際私はくすぐられちゃったタイプです。
ただし、見た目以外の効果は何かないのかというのが当記事となっております。見た目の違いは、以前のこの記事が分かりやすいのではないかと思うので、一緒にご覧いただければと思います。
形状が違うとは、
形状が違うことによる効果って一体なに?という話かと思います。当ブログでは、以下の通りの効果があると定義します。
- 見た目
- 前傾姿勢の取り易さ
- 走行距離による快適さ
- 瞬間的な最高スピード及びハイスピードの巡行スピードの維持の楽さ
<1、見た目>
これ超重要と思ってます。最初に購入したバイクがクロスバイクだった理由の一つが、あのドロップハンドルがカッコ悪いと思っていたためです。だって、いかにもって感じで、正直気持ち悪いと思ってました。
どっちが良いとか悪いとかではなく、見た目が気にいっているか否かは重要だということです。直観を信じて良いと思います!
<2、前傾姿勢のし易さ>
これは、車体のフレームにも依存するので、一概にハンドル形状の効果だけではありません。まずは、その前提は大切です。更に、前傾姿勢は取りたい人と取りたくない人に分かれるので、どっちのハンドルが良い悪いではやはりなくなります。
前傾姿勢を取りたくない人 → フラットバー
前傾姿勢を取りたい人 → ドロップバー
特に初心者の方は、前傾姿勢を深く取りたくない、ないしは取れない場合が多いです。理由は、慣れていない、筋力が足りない、怖い、体が硬い(慣れても硬い人はいますが。。。)などです。フラットバーは、ドロップバー程前傾姿勢を深く出来ないのでやはり安心感は高いです。
<3、走行距離による快適さ>
まずは、結論ですが、
走行距離が短い(イメージ50km未満) → どっちもOK
走行距離が長い(イメージ50km以上) → ドロップバーが圧倒的に快適
どういうことかと言いますと、ドロップバーは、持つところが複数あるということです。同じ姿勢で長い時間維持していると疲れますよね?それと同じです。特に、疲れてくるとどうしてもハンドルに加重が行きがちです。そのため、手の疲れは半端ないのですよ。その時にドロップバーだと手の位置を色々変えることが出来ます。手首の周りは、骨、靭帯、神経とかなり複雑な構造になっているため、見た印象以上に効果が大きいです。人によると思いますが、初心者の方であれば4,50km程度でも十分効果を感じることができるのではないでしょうか?
ちなみに、クロスバイクを買って早々にロードバイクが欲しくなった理由はこのためです。
<4、瞬間的な最高スピード及びハイスピードの巡行スピードの維持の楽さ>
最後は、若干ガチな方用の効果です。問答無用でドロップバーが効果的です。効果の2と3が組み合わさると必然的に4の結果に繋がります。空気抵抗が前傾姿勢によってかなり変わってくることと、体全身の力込める態勢を作ることが出来るためです。空気抵抗については、今後もっと深堀したいですが、既にかなり詳しいことが記事になっているのでまずはそちらをご紹介します。ガチな方ような項目ですが、空気抵抗については、ガチな方でなくても実はかなり影響を及ぼしているところです。以下記事は、かなり参考になると思います。
https://cyclist.sanspo.com/515472
何で判断する
しつこいようですが、まずは見た目が重要かと思います。初めてこの手の自転車を購入することを考える方は、気にいることが最重要項目かと思います。
あとは、購入動機が明確化どうかになると思っております。通勤が10km未満で、自転車のでの行動範囲は、どんなに長くても2~30km程度という方であれば、フラットバーの方がGOODチョイスかと思います。見慣れぬ形状のハンドルは、なんやかんやで慣れが必要です。
一方で、乗り始めは別として、将来的には、100kmぐらい目指したいぞ!という方であれば、ドロップバー、つまりロードバイクをオススメしますね。よくクロスバイクにドロップバーを付けてロードもどきやる人がおりますが、全くオススメしません。
実は、私もロードバイクを買わないで、クロスバイクにドロップバーをもくろんだことがありました。これ想像以上にお金掛かるのですよ。では、自身でやりますと突っ込みが、それも出来れば避けたいところです。フレーム構造が結構違う(主にブレーキ)ので、作業が思っている以上に行程が多いです。また、見た目は作れてもハンドリングが極端に悪いものになったりする可能性があり、キケンです。
<余談> ハンドルは結構深い
基本的なことは以上になってしまうのですが、余談としては、ハンドルは結構深いということの表面的なところをさらってみます。
まず、以前フレームでも話題にした素材で、乗り味がかなり変わってきます。考え方のベースは、以前の記事と同じです。
しかし、ハンドルになると更に違いを大きく感じることが出来るパーツです。ここではあっさり行きますが、特にカーボンのハンドルは、利用されているカーボンの種類によってもかなり変わってきます。
以前3Tというイタリアのパーツブランドの最高級ハンドルを使用していたことがありました。ちなみに、Rotundo LTDといいます。このハンドルは、まぁ凄まじく快適でした。言葉では言い表せないくらいに振動がおさまっちゃったという感じです。加えて超軽かった(180gぐらいだったかな。)。しかし、非力な私でも、力を加えるとぐにゃって曲がるような感覚がありました。折れるのではと怖い思いをしたネガティブな面もありました。
次は、形状です。さっきまで形状の話をしてましたが、フラットバーやドロップバーにも更にいくつも形状があるのです。フラットバーには、真一文字のものもあれば、手を握る個所が浮き上がっているライザーバーという形状のものもあります。ドロップバーに至ってはたくさんあり過ぎてここでは話題を避けましょう(笑)
ということで、見た目以上にハンドルは深いということで締めます。購入当初に閃いたことと実際の効果に違いもあるかと思います。今と今後を照らし合わせて検討すれば、良い選択が出来るのではないかなと思います。
ではでは、See ya
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