今回は、メンテナンスの要である、チェーンの注油について記事にしていきます。
ママチャリしかのっていないと正直あまり気にしませんよね?多くのチャリがだいたい赤茶けてますよね。これは、クロスバイクやロードバイク的にはかなりの経済損失と楽しみ損失になってますので、是非チェーンの注油について注意を払っていきたいところです。
しかし、どのように、どれくらいのペースでやったらよいものかっていうのがイマイチ分からないところかと思います。オチとしては、乗る人の量によるといったところなのです。非常にあいまいなことなため、一定の前提条件を明示して、目安のようなものを提言していきたいなと思ってます。
では、Let’s GO!
そもそも注油の目的
その前に、そもそもの目的をハッキリさせちゃいましょう。
- チェーン抵抗を軽減してなめらかな走行感を得るため
- 他のパーツとの接触抵抗を減らすことでパーツの損傷を抑えるため
- チェーン自体のコンディション維持のため
基本的には、この3つのためと明言してよいでしょう。
特に、中々気が付かない他のパーツの損傷を抑えるは結構大切です。
自転車自体は、錆びても走れます。そのため、気が行き届かないことがありますが、他のパーツをかなり痛めております。特にリアホイールについているギア(スプロケット)と前のギア(リング)にはかなりダメージを与えることになります。ペダリングに影響を与えるパーツのため、事故にも繋がりかねないので、注油の目的は走行感だけではないことを認識したいところです。
オイルの種類
これは、書き出すと止まらないパターンになりかねないので、ここでは簡単に行きます。
今回の記事で特にご注目頂きたいのは、2種類です。
① さらさらしたオイル → 漕ぎだし軽いも耐久性が弱い 耐久イメージ 100~200km
② ぬるぬる粘性高いオイル → 漕ぎだし重いも耐久性が高く、雨に強い 耐久イメージ 150~250km
(注意:耐久イメージはあくまでイメージです。オイルによってもっと少ない場合もあれば、長い場合もあります。)
どっちにしたらよい?となりますが、これも難儀で、『条件による』となります。それだと答えになってなく、面白くないので、以下をご参考に頂きたいです。
<オイル選びの参考>
・ 通勤利用の方→②がコスパ高いです。
・ 体重が65㎏以上の方→②の方が耐久性が持つと実感できる可能性が高いです。
・ ペダルを良く回す人→①の方が疲れず、速く走れます。
・ 体重が50kg台ないしは、以下の人→①でも耐久性が持ちやすいです。
・ 雨でも外に乗る人→②で決定です。
・ 晴れしか乗らない人→①でもOKです。
注油のペースの基準を設定しよう
さて、本題ですが、まずは前提条件を作りましょう。というのも、レース活動をやる方や、ブルベといったとてつもない距離をとにかく走る人の場合は、毎ライド後に洗浄及び注油が必要な場合があります。ちょっとそれは、一部に限られたことなので、ここでは、省きます。
<前提>
① 月間走行距離300km以下
② 月間走行距離301~500km
③ 月間走行距離501km~
この3つで行きます。
①の場合は、走り方と選ぶオイルによりますが、3~4週間に1回程度で十分かと思います。
②の場合は、2~3週間に1回程度で十分かと思います。
③の場合は、2週間以内に1回程度はやりたいところです。
上記のように答を提示するのは、そこまで複雑ではありません。しかし、複雑なのは、走り方や条件などの他の要素を配慮する必要があることです。配慮する必要のある曖昧要素を上げてみました。(オイルについては上記参照)
<あいまい要素>
・ 走る場所 (埃っぽい場所なのか、土や砂が結構あるなど)
・ 走り方 強く踏んづけてトルクフルなペダリングなのか軽く回すペダリングなのか
・ 一度に長い距離走るのか、分散型か
・ 走らない期間が長いか短いか
簡単に言うと、汚れやすい場合は、注油ペースは早めが吉。力強いペダリングの人や一度に長い距離を走る場合は、オイルが切れ易い傾向にあります。走らない期間が長いとオイルに由りますが、蒸発しちゃうことも想定されます。といったところです。
例えば、①+曖昧要素の一度に長い距離を走るを掛け合わせると、ライド後は出来る限り速く洗浄→注油をしたいとなります。恐らく次のライドが結構後になるので、チェーンコンディションが悪くならないことも加味して速めの注油がよいと思います。
別の事例としては、①+通勤で利用(往復10~15km程度)とした場合だと、上記の結論の通り月1回程度でもよいのかなと思われます。
ただし、大きく例外事項があります。それは、
『雨に濡れた時』です。
雨にぬれた時間と注油しているオイルの種類にもよりますが、濡れた場合は、出来れば速めの処置をした方が良いです。ただ、濡れた時の疲労感たるやたまったものではありません。
『やってられなーーーーーい!!!』
というのが、本音ってやつです。その際は、車体の水を拭いて、水置換性のオイルを吹き付けるだけで車体のダメージが大きく変わります。その点で、ワコーズのラスペネは非常に重宝しております。
注油のやり方
注油にやり方なんてあるの?
オチとしては、特にないと思います。しかし、ご注意した方が良い点があります。それは、
『綺麗なチェーンに注油すること!』これにつきます。
チェーン洗浄の手順は、こんな感じです。
① 専用のオイル落としで汚れとオイルを落とす
② 中性洗剤でその残りを落としきる
③ 良く水で洗い流す
注意:その際に、チェーンが触れる各ギアなどもよく拭いて汚れを取る
注意:汚れを落とす際にブラシのようなもので擦ると落ちやすいです。
洗車については別途記事化するので今回はこんな感じでご了承下さいませ。継続が重要なので、もっと手軽バージョンもあります。(水を使わないで簡単に洗浄している方法もあります)しかし、まずはきちんと綺麗にするを基本としたので、上記のことはご認識して頂いた方がよいと思います。
<専用のオイル落とし 有名どころ>
ワコーズ: パーツディグリーザー
AZ: チェーンディグリーザー
フィニッシュライン: ディグリーザー 灰色とオレンジ色があります。(大きく変わらない)
マックオフ: ドライブチェーンクリーナー
ちなみに、洗浄しても多少の汚れが残ることが多いのですが、うまくいくとこんな感じになります。私は下手なので毎回このようにはなりません。
<募集希望> 皆さまのオイルと注油ペース 特にレースやっている方
ここからは、上記の前提③(月間走行距離500km)を大きく超える方々に逆に是非伺いところです。
どのオイルで、どれくらいの距離で注油をしてらっしゃるかよろしければ、反応を頂きたいところです。
当ブログ主は、最近は、以下のようなイメージでやっております。
利用オイル: モーガンブルー RACE と GT-Oil(新型)
注油ペース: 300~400km程度か10日間に1回程度です。
ちなみに、今までの使用オイル歴でいいますと
・ ワコーズ: スピード
・ ワコーズ: パワー
・ ヴィプロス: ブルーノ
・ AZ: Blc-004
・ Growtac: 旧GT-oil
オイルは、基本ひとコマごとに指して、一晩寝かせてから乗車を心がけてます。個人的には、スピードやブルーノが体に合っているのかなと思いつつも、耐久性がどうにも弱いと感じることがあるので、粘性が強めのオイルを最近は利用してます。
もしよろしければ、コメント頂ければ幸いでございます。
では、See you next!
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