rodanサイクル的タイヤの分類及び所見

Tire 01自転車
本日はタイヤの規格についてまとめた記事です。少々長くなっております。見出しを細かく設定したので、お詳しい方は、飛ばしつつ出よいかと思います。
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こんにちは、rodanサイクルです。PCとスマホ表示の
際の改行の見え方のズレが補正出来てホッとしている
本日です。


今回は、タイヤの規格及びrodanサイクルの所見に
ついてまとめた記事となっております。


規格のまとめだけでは、あまりおもしろくないので、
無論当ブログでの所見とどういった方にオススメや
GOODポイント


BADポイントについて記載していこうと思って
おります。ちなみに、以前にこんな記事も書いて
おります。


それほどタイヤは、ロードバイクやクロスバイク
を乗る上で重要ということです。

では、いってみよう!!


(申し訳ありません、思っている以上に長くなりました。見出しを細かく設定したので、気になるとところに飛んで頂けるように設定しました)

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そもそも、タイヤの規格はどんだけある?

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現在ロードバイクやクロスバイクで利用されている
タイヤの規格は、3種類(細かく分類すると4種類)
あります。


以下の通りとなっております。


・ クリンチャータイヤ CL(WO)

・ チューブラータイヤ TU

・ チューブレスタイヤ TL


この順序は、初心者からプロまで含めて普及している
順番となっております。

クリンチャータイヤ 通称:CL(WO)

正確な統計ではありません。しかし!間違いなくクリンチャー
タイヤが一番普及していると思います。

どのような規格?で普及の経緯


どのような規格といいますと、タイヤとチューブが各々独立
しております。


そして、ホイールとタイヤの中にあるチューブが膨らむこと
でタイヤが転がるようになる構造です。


クリンチャータイヤは、フランスのミシュランが開発し、
一気に普及していきました。


以前は、次に説明するチューブラータイヤが主流でした。
なぜ一気に普及したのでしょうか。

GOOD ポイント

・ パンク修理のやり易さ

・ 価格が比較的安い

・ 色々な特性のタイヤがある


第一の要因としては、パンク修理のやり易さが
あげられます。


タイヤとチューブが分離しているため、パンク
した際にチューブだけを交換すればよいです。


第二の要因としては、普及したことに相まって、
タイヤの価格が安いです。


余程こだわりがある人でない限り、最初は、
クリンチャータイヤを利用するくらいです。


第三の要因としては、研究開発がかなり進んでおり、
目的用途に合ったタイヤが発売されました。


練習用の高耐久タイヤ、ヒルクライム用超軽量タイヤ
高バランスのロードレースタイヤなどなどです。

BAD ポイント

・ 乗りごこち

・ 軽量性(解決済みかも)

・ パンクのなりかた


まずは、クリンチャータイヤの弱点としては、
タイヤとチューブが分離していることから


走行中の動きに連動しないため乗り心地が他
のタイヤと比べてよくないです。


また、空気圧をやや高めにして走行しないと
チューブとホイールのリム(タイヤを挟む


部分の名称)が噛み合って、パンクしやすく
なります。一方で空気圧を


高く設定すると速く走れている感覚にはなれ
ますが、実際には、路面の凸凹を拾いきれず


小刻みにジャンプして走っているような状況で
無駄の多い走りで疲れやすくなります。


次に、軽量性です。過去の主流だったチューブラー
タイヤは非常に軽量に作られており、重さは


クリンチャータイヤの弱点でした。


最後に、パンクのなりかたです。うまい言葉が見つからず
申し訳ないのです。説明しますと


クリンチャータイヤの場合は、パンクをすると即時走行
不能になります。


そのため、下りなどでの高速走行中に万が一パンクとなる
と非常に危険ということがあります。


また、レース中にパンクが起こった際に即脱落となったり、
後ろで走っている人と接触トラブルに合う


可能性が出てきてしまいます。このパンクのなりかたは、
他のタイヤと比較しても一番の弱点


かと思います。


1,2番目の弱点については、既に克服しているという意見も
あります。


まずは、タイヤが進化し続けていること。そして、チューブ
も伴って進化しているので、


メンテナンスや取付に手間が掛かるならクリンチャーでよいよ
としている方も多いはずです。

rodanサイクル所見

ま、四の五の言わずにまずは、ここからスタートかと思います。


クリンチャータイヤの交換や傷の対処が出来るようになると
ロードバイクで楽しめる領域が一気に広がります。


ここでは割愛しますが、チューブの進化も凄いものがあります。
それとうまく組み合わせれば、十分勝負に


利用することもできるはずです。高級ホイールと組み合わせれば、
かなり軽量な足周りをつくることができます!

チューブラータイヤ TU

どのような規格?普及の経緯

どのような規格といいますと、タイヤの中にチューブが
縫い付けられている形状となってます。


タイヤというとホイールに括り付けるイメージがある
かと思いますが、チューブラータイヤは、


ホイールに糊(最近テープもありますが)で貼り付け
て接着させる方法となってます。

詳しいことは、後述しますが、そのため、クリンチャー
に慣れている人からするとかなり難易度が


高い取付方法のように見えます。お恥ずかしい話ですが
私はTUをもってますが、取付は


お店にお願いしております。


次に、詳しい歴史的経緯は存じ上げません。


いきなりなにいってんのーーー!!!という
感じで恐縮ではございます。


知っているレベルでロードバイクで利用されて
いた最古の規格のタイヤです。


そのため、クリンチャーが登場するまでは、一番普及
しておりました。というよりも、選択肢が


無かったと言った方が正しいのかもしれません。

GOOD ポイント

・ パンクがしずらい

・ 乗り心地がよい

・ 軽量性

まずは、パンクについてです。


上述の通り、タイヤをホイールに貼り付ける構造と
なってます。そのため、タイヤと


ホイールの設置個所がなめらかになっております。
また、タイヤとチューブが縫われているということ


もあり、チューブが擦れてパンクするというリスクが
ほぼありません。


また、タイヤとチューブが縫われた構造から空気が
いきなり抜けるということもなく


パンクが発生した場合、突如走行不能にならず、いわゆる
スローパンクという症状になります。


これは、レースをやっているひとには特に安心感がでます。
シーラント材が入っていれば


修復されることで走りきることもできるくらいです。


次に、乗り心地のことです。しつこいようですが、タイヤ
とチューブが縫い付けられているので、


擦れる現象が非常に少ないです。そのため、振動吸収性が
よく、疲れづらい走行感覚を得る


ことができます。また、コーナーでの追随性なども非常に
よいです。


最後に、軽量性です。これは、タイヤにもよりけりですが、
クリンチャータイヤのようにホイールに


ガチっとはめ込む必要性がないので、単純に材料が少なくて
すみます。ただし、上述の通りで


他のタイヤの進化が凄過ぎて少しずつ優位性が揺らいできてます。

BAD ポイント

・ 取付が大変

・ 取付がうまくいかないと走行に影響する

・ パンク修理に不向き

まずは、なんといっても取付にスキルが求めらます。


行きつけの自転車屋さん曰く、『慣れの問題でもあります』
とのことです。しかし、慣れるほど


タイヤの取付を一般人はしません!!最近では、レースでも
クリンチャータイヤや後述するチューブレスタイヤを


使用するケースが増えてきているので、チューブラータイヤ
の取付したことがない、なんて人は多い


のではないでしょうか?書いている本人はその通りでございます。


次の走行に関わることですが、この取付がうまくいかないと
走行に問題が出てきてしまいます。


余程おかしな取付でなければ、誤差となりますが、接着が
うまくいっておらず、走行中にタイヤが


破けるなんてこともあります。また、なんだかきちんとまっすぐ
進んでいないような感覚にもなったりします。


精度をシビアにすると非常にGOODなタイヤなのですが、いい加減
にやってしまうともろ刃の剣といったところでしょうか。


最後は、言わずもがなのパンク修理がしづらいです。


ロードバイクでなにが嫌だってパンク修理なのに、その手間が
半端じゃないです。これも慣れという方も


いるようですが、一応13年程度ロードバイク乗っている人間でも
常用していないと得体のしれないレベルに


感じることであります。ロングライドなどではとにかく荷物を軽量
にしたいのに、タイヤごと持ち運びしないと


いけないというのは結構ツライものがあります。

rodanサイクル的所見

レースに特化している方には、是非ともオススメのタイヤです。


規格が古いため、進化が止まっているという意見もありますが、
やはり、タイヤとホイールを組み合わせた時の軽量性という観点


では、やはりどの規格よりも一段上です。また、走り心地がよい
ので、疲れづらい点もレースにはよいですよね。


一方で、ロングライドにはオススメしません。ここは諦めて
別規格でいきましょう。(慣れていれば別ですが。。。)


最後に、注意点ですが、最近チューブラータイヤは、糊とテープ
の2種類の接着方式があります。


ここは、是非糊で行きましょう。理由は、簡単。軽い、剥がれづらい
の2点です。(剥がれづらいは糊がきちんと付いていることを前提


とする)せっかく、軽い規格タイヤとホイールを組み合わせているのに、
わざわざ重くする必要はありません。


たかだか数グラムでしょ!?何言ってんの?!というリアクションが
聞こえてきそうですが、外周部の数グラムは


初心者の方でも『違う!!』って唸るくらいのものを感じることが
できます。慣れの問題であれば、糊でいくべきでしょう!!

チューブレス(レディ)タイヤ

どのような規格?で普及の経緯

ロードバイクのタイヤの規格としては最新といってよいでしょう。


読んで字のごとくですが、チューブがないタイヤです。自動車や
オートバイと同じ規格のタイヤがとうとう自転車


にもということであります。


()にレディとありますが、これは、女性とかそういう意味ではありません。
意味としては、チューブレスタイヤが完全にタイヤだけで


空気を密閉することが出来る規格を指します。レディが付くタイヤは
ホイールとの密着度が微妙に完璧ではないため、


タイヤ内にシーラント材という液体ゴムを注入することで密閉空間を
作りだすという構造となっております。


実は、規格自体は結構昔からあったようです。MTBではロードよりも
全然前から普及していたようです。


一気に普及したきっかけを作ったのは、フランスの企業のマヴィック社
が取付をかなりやり易いホイールを開発したことです。


後述するGOODポイントは、分かっていたことですが、取付がどうにも
うまくいかないことから普及しませんでした。


これをフランスのマヴィック社が解決するようなホイールを開発したのは
これからのサイクルロードレース界に多大な影響を与えた


といってよいと思います。

GOOD ポイント

・ 走り心地がメチャよい

・ 疲れづらい(空気圧が低くできる)

・ 軽度のパンクは関係ない

まずは、走り心地ですが、かなり良いです。これは、特筆すべき
レベルにあります。


ゆったりロングライドしたいということであれば、圧倒的にオススメ
できる規格のタイヤです。中にチューブがないだけで


これだけ変わる物なのかと驚きしかありませんでした。現在販売されて
いるチューブも相当進化しているし、なにより薄いです。


それでも、違うものは違います!!この辺がもどかしいですが、言葉では
中々この感動が伝えられません。


そのため、いきなりチューブレスからいってしまうと感動を味わえないので
まずは、クリンチャーのぶっといチューブで試した方が


よいかもしれませんね(笑)


次に、疲れづらいです。ホイールとの接触によるリム打ちパンクの心配が
ありませんので、タイヤの空気をグッと下げて走ることができます。


驚くのが、タイヤの空気圧を下げても走行感にもたつきを感じないところです。


むしろ、振動吸収性がかなりよくなるせいか、疲れづらいです。そして、
グリップ等も感じやすいので、コーナーの安心感も高まります。


個人的には、クリンチャーの時と比較して1barぐらい下げてちょうどよい
くらいのイメージです。


私の場合だと、6~6.5→5~5.3barぐらいに減りました。(前輪の場合)


そして、最後の軽度のパンクは、パンクにならない!これは凄いですよ。
(ただし、チューブレスレディか、チューブレスに


シーラント材を注入した時に限ります)


なにせ、走行中に勝手に修復してしまうのです。たしかに空気圧が下がる
ので、走行感がややもたつく感じは出てしまう


こともあります。しかし、修復後に空気を入れ直しさえすれば、直ぐに
先程の走行感を取り戻すことができるのです。


ロングライド時になにかトラブルにあっても安心して走りきれると思います。


無論、タイヤがもげるようなヒドイパンクの場合は上記の通りではないですが。。。

BAD ポイント

・ とはいえ、取付が、、、

・ シーラント処理が大変

・ どうも寿命が、、(検証中)

・ 重い。。。(タイヤによる)

まずは、取付です。過去を詳しく知りませんが、聞いている
限りかなりの改善があったようです。


私のようなメカ音痴でも、取りつけることができたので事実
と思われます。


しかし、それでも取付に苦戦することはあります。特に、
一度タイヤを外してしまうと、リムに引っ掛かる


ビードという部分が伸びてしまい、再接着はかなり厳しいです。
そのため、一回つけたら寿命までといった


認識は必要かと思われます。これは、タイヤのコンディション
にもよるので絶対ではありません。


事実、私は、3回くらい再接着したことのあるタイヤもあります。一方で、
2回目の段階で、再接着ができなかった


タイヤも過去ありました。加えて言いますと、自転車屋さんですら苦戦
します。
そのため目に見えないタイヤの鮮度のような


ものが関わってくるというややこしい側面は未だにあります。


昨日の記事で恐縮ですが、シーラントに関わることです。

このシーラント様が、我々に快適な走行感とパンクから身を
守ってくれております。


が、一方で処理がメチャ大変です。昨日のフィニッシュラインの
SHOWROOMは、正に目からウロコでしたが、


記事にもある通り手の届かない個所もあるので、その辺は大変
です。


次に、これは、検証中にはなるのですが、寿命が短い気がします。

特にレースを狙うタイヤの場合に顕著です。それを言ったら他もいっしょでしょ!
と突っ込まれそうですが、


クリンチャータイヤのコンチネンタルGrandPrix4000やチューブラーのVittoriaCorsa
などは、バリバリのレースタイヤでしたが、


寿命は、そんなに短く感じせんでした。


特に後輪はどのタイヤでも減り易いですが、チューブレスレディタイヤは
減っていくスピードが速いだけでなく、路面の


ゴミ、石、小さな鋭利なものを拾いやすくなり、シーラントが足らない
くらいの小さな傷だらけになる様が見られます。

なんとなくですが、1500km~2200kmぐらいで交換しないと危険なトラブル
にあいそうな雰囲気です。


ここは、もう少し検証必須ですが、他のサイクリストの方の意見を聞いても
似たような感じです。


最後は、重いです。これは、タイヤにもよりますし、ホイールが構造的に
重くなるということがあります。ですので、


単純にタイヤが重いというだけではありません。しかし、パンクの心配が
少ないタイヤを選ぶとなるとやはり重いと言わざるえません。


加えて、シーラントも約30mlは入れないと心配ではあります。そのため、
外周重量が重くなるというのは懸念材料になります。


ヒルクライムには向いてないのかなあというのが、一つ思うところです。

rodanサイクル的所見

使いこなせれば、万人にオススメです。

疲れ知らずで、パンク知らずということで、初心者にとっては
これほどありがたいものはありません!!


加えて、レースに出る人も、レース中のトラブル発生率を下げる
ことが出来るという観点からも最強です。(ヒルクライム除く)


しかし、改善された取付に苦戦は必須という状況ではあります。
また、減り易いことからコスパは微妙です。

さいごに

ということで、タイヤの規格についてどーーーんと書いて参りました。


少々腕が腱鞘炎気味です。(笑)


改めてまとめますと


クリンチャータイヤ

・ 登竜門的タイヤ

・ 研究開発が進んでいて、色々選べる

・ チューブも試すと面白い

・ ロードバイクの楽しみを広げるためにも修理できるよになろう


チューブラータイヤ

・ レース特化型タイヤ

・ 慣れちゃうよという人は是非糊でつけよう!

・ 乗り心地もよいです!


チューブレス(レディ)タイヤ

・ 最強の乗り心地を提供

・ パンク知らず

・ 疲れ知らず

結構長い記事になって失礼致しました。しかし、
タイヤは、ロードバイクを楽しむ上でかなり重要


なパーツです。正直有識者からすれば、まだまだ
情報足らないんじゃないの??と言われかねません。


事実今回の記事では、細かいタイヤの詳細やチューブに
ついては、書きませんでした。まずは、


タイヤの規格が色々あることと、今後の方向性のお役立て
頂ければと思っております。


ではでは

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