【メリット/デメリット】 かる~く比較 自転車フレーム素材について 独自に考察!

朝の富士山 01自転車
レース前の朝の富士山の写真です。おそらく朝6時前後のだったと思います。ここから上がれるところまで自転車であがるレースです。自転車に乗るまではそのようなことは想像すらできなかったですね。やや辛いですが、誰でも出来るのが不思議です。
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スポーツ自転車を購入することを検討する際に必ず目にする素材のことについて記事にしました。このネタは書くべきか正直悩みました。というのも、


どこにでも書いてあるから。。。


といっても、購入を検討するには絶対に気になる項目です。また、気軽に素材のサンプルを比較することなど出来ることではないので、当ブログでも取り扱うことにしました。ま、少し緩めの記事内容であることはご了承くださいませ。


記事にして大切だなと改めて思うことは、『素材=この乗り味』ということは成立しないということです。100年以上の歴史と最新の科学と製造方法により素材を凌駕する自転車が開発されてきているということです。そのため、素材の特徴を把握したり、関心を持つことは楽しみの一つぐらいの気持ちで、囚われ過ぎない程度の認識がちょうどよいのかなと思います。


では、Shall we?

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鉄 (クロームモリブデン)

素材自体について

元祖自転車の素材です。科学が得意科目でなかったので詳しく説明できず申し訳ないですが、クロームとモリブデンという素材を織り交ぜたものが主流です。通称『クロモリ』と呼ばれる由縁であります。つまり、『鉄』と一言で言っても、色々な素材と織り交ぜられて、自転車に最適と思われるものが採用されています。他にはスカンジウムというものもあるようです。

乗り味について


実は試し乗りをさせてもらったことが少~~~しあるのですが、非常に独特な感覚があったことを覚えております。よく巷で言う『しなる』という特性は、その独特感なのではないかと思ってます。ここでは、乗り味については敢えて断言しません。理由は、

  1.  私がきちんと乗った経験が無さ過ぎる
  2.  クロモリと言っても自転車のチューブにする過程で様々種類があり、それにより大きく変わるため


1番目は置いておいて、肝心なのは2番目です。自転車のフレームに利用するためにクロモリという素材を加工していく過程で、様々な種類のパイプが製造されます。中でもパイプ内部の構造を出来る限り薄く、強度があるものを研究開発されております。目にしたことがある方もいるかと思いますが、ダブルバテッド、トリプルバテッドと呼ばれる製法で作られたパイプは、軽量且つ強度があるもののようです。そのため、各パイプの種類によっても乗り味が大きく変わります。肝心なことは、作り手にどのような乗り味になるかきちんと聞くことと、やはり試し乗りは出来る限りしておきたいところです。(特にオーダーメードで作る方!!)

Rodanサイクル的ポイント

所有したことがないのにポイントとは恐れ多いですが、それでもポイントはあります!


それは、他の素材との比較論になりますが、定期的なメンテナンスの重要性が高いことと保管環境注意しようです。


めっちゃ普通やーーーーーーーん!


確かに、普通なのですが、根拠があります。



それは、鉄は、これから出てくる素材よりもより一層錆びやすい特徴があります。そのため、メンテナンスが非常に重要です。クロモリのロードバイクは、昨今のトレンドのロードバイクやクロスバイクと比較してかなり芸術性が高いです。そんなオシャンティーな自転車が錆びてたらショックですよ。



他の素材の自転車もメンテナンスは超重要ではあるのですが、クロモリは、特に注意しないと劣化が目立ち安いです。もし、所有を検討してらっしゃるなら、せっかくの世紀の芸術的工業製品を大切に扱いましょう!!


念のため、ポイント2
ポイント2は小さく行きます。同じく私がまだ実行出来てないからです。何かというと、せっかくクロモリバイクを購入するならちょっといいやつ行きましょう。きちんとメンテナンスすれば一生ものです。愛着湧く度合いが他の素材の自転車とはちょっと違うはず。また、近くに工房がある場合は、オーダーメイドは超オススメのようです。日本には競輪文化があるおかげで有名工房が未だに多くあります。


以下具体的な事例です。

全国にはもっとたくさんあります。当ブログの知識量がまだまだ点ご了承くださいませ。

価格感

一般普及型 → 5~15万円ぐらい
ハイクラス及びオーダーメード → 30~120万円

オススメな方は

自転車の機動力と審美性を高い次元で求める方にオススメです。自分の所有車で、お酒飲める方に超オススメです。

アルミニウム

素材自体について

現在自転車の使用されている素材としては、一番流通量が多いのではないでしょうか。統計データがないので確証はないですが、入門自転車の多くに採用されている素材です。軽くて、強くて、錆びづらいということと他の業界(缶とかなど)での利用などの影響もあったのでしょう、一気に自転車界でも使用される素材のトップになりました。ロードバイクにおいては、1980年代後半ぐらいからレースの現場でも活躍し始めたようです。特にキャノンデール社のアルミバイクは優秀で、ダミアーノクネゴがジロデイタリア優勝したと時のバイクは、CAAD(cannondale advanced aluminum design)シリーズと呼ばれております。当バイクは他社のターゲットになっております。


しかし、このアルミにも型番が色々あるようです。自転車に良く利用されているのは、2種類です。アルミは、数字で商品になるようですが、6000番台、7000番台とあります。更に、下2ケタの数字で素材特性の違うアルミがあるようです。具体例としては、6061番、6069番などがあります。


我が愛しのCAAD10号は、6069番のアルミを使用してました。


アルミは普及量が多いせいか、価格が安価です。にも関わらず、入門バイクから決戦用バイクにまで幅広く製造されている点は、初心者や学生さんには魅力的な素材かと思います。


ご注意:アルミの素材もかなり多くあり、商品によっては、錆びやすいものもあるようです。が、自転車に使われてはおりません。

乗り味について

特に初心者の方には、オススメ出来ます。最近のアルミロードバイクは超優秀なため、ロードバイクやクロスバイクの加速感をとにかく楽しめるような乗り味になってます。実際、私が乗っていたCAADシリーズは、優秀過ぎて『カーボンキラー』と呼ばれているくらいです。ちなみに、GiantのTCRシリーズ、SpecializedのAllez Sprint、Trek Emonda、BMCのアルミなんかは特に評価が高いです。SpecializedのAllez Sprintにおいては、一時期プロがレースで乗っていて、勝っちゃたりしてましたよね。


一方で反応性がよいのだが、快適性がイマイチだよねと良く言われております。特にカーボン素材の自転車の快適性が異次元に良いため、どうしてもマイナスイメージが先行しております。また、注意事項としては、上記のようなレーシングバイクの場合は、非常に軽量に製造されているため、メッチャクチャ薄いです。これは、触ると分かるくらい。そのため、アルミバイク=頑丈という定説には当てはまらない自転車があり、取扱には注意した方がよいです。

rodanサイクル的ポイント

乗り味のパラグラフで書いた通り、快適性がどうしても微妙な面があります(あくまで比較論ですが)。しかし、これは工夫でどうにかなっちゃいます。それは、シートポスト、サドル、ハンドルなどを出来る限りカーボン製品のパーツを利用することです。



そもそも、アルミ=快適性悪いということもあり、各メーカーが快適性向上の工夫をフレーム自体に施してます。CAADシリーズは特に優秀です。加えて、ここにカーボンパーツを織り交ぜると自転車が一変します。私は、シートポストとハンドルをカーボン製品に変えたのですが、自転車が変わったかの如く乗り心地がよくなりました。レースであっても、ロングライドであっても、効果を感じやすいことです。レース、ロングライドの後半の疲れが全く違います。

価格感

一般普及型 → 2.5~12万円
上級アルミ → 16~35万円

オススメな方は

一般普及アルミ → みんなに最高、コスパ最高!!

上級アルミ → 本格的にロードに乗り込みたい、カーボン買えないけど勝負に絡みたい方!!

だけど、快適性をよくする工夫はしようね!(いづれにおいても)

カーボン

素材について

これは、難儀です。きちんと記事にするとこのブログで取り扱えるようなレベルのものではないからです。簡単にいうと、2020年4月時点において自転車を製造するための素材としては最高のものになります。軽く、強く、錆びづらいの3拍子が揃っております。


しかし、ではなぜ難儀なことかというと、種類がべら棒にあり、アルミやクロモリと違って、色々な種類を混ぜて利用されるため、より一層複雑です。そのため、何が良いとか悪いとかではなく、どの場所には、どの型番のカーボンが適しているかなどが重要で、日々研究されております。また、製造方法もまだまだ発展途上のため、ドンドン進化しており、一般人が知るには奥が深すぎるといったところです。


余談としては、カーボンの素材自体の生産の世界シェアはほぼ日本の製造メーカーで占有されております。東レ、三菱ケミカル、帝人の3社です(少しシェアのある海外企業は、知りません)。そのため、よく東レのT1000とか三菱の60Tのやつだとかを自転車に関わる記事で目にするかと思います。非常に生産性が悪く、発展途上の素材であることから価格が安くならないという難儀な素材です。各社赤字で数十年と研究開発、製造販売を続けているというので、各メーカーには頭が下がります。

乗り味について

しつこいようですが、実はこれも難儀な点です。上記の通り、カーボンにも様々な種類があり、硬い製品もあれば、柔軟性に富んだ製品があります。そのため、乗り味は素材では判断できないというのが正しい答えとなってしまいます。


しかし、それでは話にならないので、以下のようなイメージです。


レーシングバイクであれば、非常に硬質で、異次元の加速性の乗り味になります。一方で、非常にマイルドではあるものの、振動吸収性が非常に高く、乗り心地と巡行性能を高めた乗り味の自転車もあります。


つまるところ、変幻自在のカメレオン的な素材というのが正しいです。乱暴に言いかえると、かなり高い金額の自転車は、レーシングよりになり、価格が安価な自転車の方がマイルド系になりやすいといったところです。

rodanサイクル的ポイント

んーーー、特別ないというのが本音です(笑)


敢えて言いますと、見た目にだまされるな!!


どういうことかというと、カーボン素材になってから造形の自由度も上がってきました。つまり、見た目もいじくれるようになりました(対アルミやクロモリ比較)。そのため、とにかくカッコいいと思えるような造形のロードバイクなんかが多くあります。しかし、以前はカーボンの素材のせいか、製造の問題なのか、イマイチ反応の悪いものがありました。事実それが理由で、ロードバイクを購入した際に2回もアルミバイクを選択したのです。試乗は必須ですね。最近はほとんどそのようなことを聞かないですが、個人の感覚は思っている以上に違うので、インプレなどにはご注意です。

価格感

18万円~200万円(価格差がハンパないです。そりゃ違いないとおかしいです。)

オススメな方は

① レースで勝ちたい方!
② 最新の技術に触れたい方!
③ プロよりも良い自転車を組んでみたい方!
④ お金には余裕のある方!

まとめ

どうでしたでしょうか?アルミバイクの時期が長かったので、アルミバイクについては多少は参考になたのであれば幸いです。自転車には、まだまだ活用されている素材があります。例えば、木、チタン、竹などあります。また、まだ開発途上の素材もあることでしょう。


素材になど関心が全くなかったですが、自転車に乗るようになって大きく変わりました。この辺も自転車を楽しむポイントかと思います。このような派生した関心事があると社会に対する見方なども大きく変わります。素材に関心を持つことで知ったことでクモの糸を研究して、今後製造販売の普及を目指すベンチャー企業が日本にあることを知りました。もしかしたら、クモの糸で出来たロードバイクが将来開発されるかも。。。



是非色々な視点から自転車を楽しみましょう~~~、Chao!!

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