フロントギアの工夫の話

8th generation TCR ADV SL 01自転車
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自分の常識、相手の非常識、その逆もしんなり。で、おなじみのrodanサイクルです。

これだけ色々好き放題やれる時代を過ごしていると、もはや常識という言葉自体が

非常識かもしれないですね。

今回は、rodanサイクル的フロントギアについての話を書いていきたいと思います。

結論に行く前にご注意事項があります。

今回の話の改造は、自己責任です!!

ありきりワードで恐縮ですが、一応注意事項です。というのも、メーカー推奨ではないためです。

結論としては、フロントギアを52×34を使っているという話を展開していきます!!

では、いってみよ~~~

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フロントギアについて

まずは、フロントギアのスタンダードな装備について、書いていきます。そんなのしっとるわ!!

という方は、飛ばしちゃいましょう。

ロードバイクのフロントギアは、基本2枚です。3枚もありますが、現状の多くの人が使用している

ギアの枚数は、2枚です。今回の話題にもなっているポイントは、そのギアの歯数です。

ギアの歯数が多いといわゆる重いギアになり、少ないと軽いギアになります。

シマノ社の推奨となりますが、大きいギアと小さいギアの歯数には組み合わせがあります。

  • 50‐34 (大きいギアが50の歯数、小さいギアが34の歯数ということ、以下同様)
  • 52‐36
  • 53‐39

他にももっと大きい、小さい組み合わせはありますが、この3つがスタンダードな組み合わせ

となっております。

この組み合わせが推奨されるのは、ギアをチェンジする際にチェーン脱輪がしづらい、ほぼしない

ためです。フロントギアのギアチェンジは、歯数に大きく違いが出るので、チェーンが外れることは

珍しいことではありませんでした。

誰に、どの組み合わせが合っているということよりは、自分が回し易いギアを選択することが

求められます。そのため、ヒルクライムでは、50‐34、ロードレースでは、52‐36を選択なんて

します。ド平坦が好きでケイデンスは低くてよいという方は、53‐39選んだりするでしょう。

フロントギア rodanサイクル使用のオススメ理由

上記の一般論の中は、rodanサイクルでは、

52‐34

という組み合わせでフロントギアを利用しております。繰り返しますが、自己責任で対応

をお願いします。しかし、結構オススメ出来ます。

まずは、この組み合わせのきっかけについて書いてみます。

52‐34というギア選択のきっかけ

群馬県高崎市(正確には安中市?)で開催される榛名山ヒルクライムというレースがあります。

そのゴール直前数キロは、かなりの激坂です(平均勾配10%より高い)。

きっかけとしては、この坂をフロントギア36リアギア28で登っていた際に、

足が回らず失速してしまったことです。

36‐28で足が回らないって、どういうことだ?と考えたのですが、もっと軽くしてみればいいじゃん、

と思い付き、馴染みの自転車屋さんに相談しました。

52‐34の効果

いやぁ、足回りますよ。勾配20%とかになるともうギアの問題ではなくなりますが、

そのような場所はレアケースなので、無視します(笑)。

一般的にいわれる、激坂は勾配10%以上からかと思いますが、10~15%程度の坂は、峠を越える際

に出てくるのは珍しいことではありません。その際に気持ち良く回すことで出来る限り失速を

抑えようとするとスムーズに回せます。ギアが軽いといってもそこまで勾配があれば、十分トルク

も感じますしね。

別の見方としては、激坂でない限り、ラスト1枚を残しながら登ることが出来るので、精神的に

『まだ大丈夫』とこころで囁けます。

しかし、なぜ大きいギアは52なのだ?

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これには、2つ理由があります!

  • 50では物足りない
  • お金

この2つです。

前のギアが50だと、比較的体重が軽いrodanサイクルですら、物足りなくなります。50を使いまわす

スキルがあればよいのですが、そんなにうまくないので、52が付いている方が巡行などが楽です。

また、昨今の自転車は、軽いし良く進むので、52ないしは53が欲しくなります。

次にお金です。倹約家にとってはこっちのが感心高いかもです。

というのは、フロントギアの大きいリングは、交換費用が高いです。アルテグラグレードで

だいたい1万~1.5万円します。これが、小さいリングは、なんとたった3,000円程度です。

もともと52‐36が付いていた場合は、36→34にする場合は、全然費用が掛からず、ヒルクライムが

快適になります!!

注意したいこと

注意したいことをいくつかあげます。

まずは、自転車屋さんに調整をしてもらうことです。自転車屋さんに調整してもらっても、

ユーザー側の自己責任です。メーカー推奨外なので、それを認識してお願いしましょう。

フロント、リアの両ディレイラーの調整をしてもらえれば、脱輪などのトラブルが起こりづらく

なるはずです。私は、今の自転車でギアチェンジによる脱輪は1度もありません。

次に、エンデューロレースなどに参加する人は、フロントのギアチェンジに要注意です。

落差が激しいので、足の回す感覚が結構ズレます。ぶっつけ本番では決してやらないように

しましょう。私は、サーキット場のエンデューロレースでは、最近はフロントギアをチェンジ

しないようにしてます。リアディレイラーに負荷が行きますが、フロントローを使っちゃいますね。

最後に、フロントギアの変速が気持ち重いです。(ワイヤーのことです。)ただでさえフロント

のギアチェンジはちょっと重い、、、にも関わらず更に重くなります。また、電動は試したこと

が無い点はご了承下さい。

フロントギアの今後

フロントギアは、今後結構な変化にさらされるのではと思われます。

既に世に流通してますが、フロントが1枚というコンポがあります。

リアのギア枚数が13,14と増えることになると、フロントのギアが2枚である必要性が

なくなります。ロードバイクには、不要なものは一切付けないというのが基本理念です。

恐らく、今後は、1枚になるのかなぁと想像しますね。どうなることやら

さいごに

ということで、フロントリング52‐34は結構使えます的な話をしました。

レースだろうが、ロングライドだろうが、ずーっと平坦ということはありません。

登りを速く走ろうが、ゆっくり走ろうが、気持ちよく回せるギアを残すことは、サイクリングを

楽しくさせる要素としては、大きいと思ってます。

どうしても脱輪リスクを完全にぬぐえるわけではありませんが、やってみて頂く価値は

あるかなと思います。しかし、やる場合は、細かい調整も含めて自転車屋さんにお願いした

方がよいと思ってます。

是非おためしあれ~~~

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