自転車に乗り慣れてくると、『パーツ』の交換という欲望がじわじわ湧いてきます。これは、ハマり始める初動といったものです。そして、この次の衝動がくるとかなり自転車にハマっていることが認定されてきます。
それは、『ポジション調整です!』
ポジション調整に意識が行き始めると、気持ちは完全に初心者脱出モードに入っております。これは、非常に深いトピックなので、1回で済ませられる話ではありません。
とのことで、当記事では、ポジションチェンジとは何ぞや、初めて調整するには何を注意しようかといったことに言及していきます。そして、最後に当ブログ主は今困っているという少し突っ込んだことにも踏み入れて行きます。
では、Shall we?
ポジション調整したくなるのは?
ポジション調整をしたくなるには、大きく2つ理由があると思ってます。
① なんだか快適でなくなってきた
② もっと速く走りたい
②は、ガチ勢の方々なので、当記事では最後に少しだけ言及にとどめます。
実は、最初の初動としては、①が多いと思います。人によってはいきなり②というケースも十分あるのですが、自転車に乗り慣れてくるとなんだか窮屈な感じを覚えることが多いです。
理由として多く上がるのが、納車時のポジションが緩すぎるということです。緩すぎるとは、極端にスピードを追い求めるようなものではなく、体に負荷がいかないようなポジションにしていると言い変えることが出来ます。そのため、徐々に乗りづらさを感じ始めるといった順序です。
つまり、クロスバイクやロードバイクといった普段乗りなれない初心者の方が、トラブルに合いづらいようなセッティングを最初はします。これは、お店の配慮の場合もあれば、購入時の仮乗車の時にセーフティに行こうする買い手の気持ちの問題の場合もあります。
しかし、体は思っている以上に潜在能力をもっており、体の使い方が分かり始めると、どうにも力が発揮されていないのではといった感覚が出てきます。これは、乗れている証拠なので、昨今年齢は関係ない説が各分野で出てますが、フィジカルにおいても自身のポテンシャルはまだまだあるものだと思ってよいと思います。
単位はミリメートル
ただし、買いたての方は、注意しましょう。
ポジション調整は、ミリメートル単位が基本です。
当ブログ主は、自転車に乗るまでボケっとしていたのだなと自虐的になりますが、ミリ単位での違いで結構違いを感じるものです。無論、人によって、調整箇所によって感覚が変わるので困ったことに正解は無いです。しかし、どこかしらでも数ミリ変えることで変化を感じるところはあると思います。これは、未だにあることなので、不思議だなぁと思ってます。
とにかく、怪我、特に、腰、膝、首、肩あたりに痛みが出る場合典型的です。そういったことがないように、変更する場合は、徐々にやっていくことが大切です。また、変更箇所は出来る限り1か所に絞り、少し試してから次の1か所と進んでいきましょう。同時に2つ以上変更すると何が何だか分からなくなり、戻れなくなっちゃいます。
大切なことは、だいたいの正解範囲を自身で見つけて行くことです。よく、『答はあなたの中にある』なんてフレーズがありますが、これも若干違うと言わせて頂きます。というのも、同じ人間であっても生活習慣が変わったり、年齢が変わることで感覚が変わってしまう個所や度合いがマチマチだからです。
ややこしい世界に突入ですが、調整はミリ単位ということをお忘れなく。
ポジション調整 体について
ポジション調整を意識し始める時に、まずは体の変化に耳を傾けると、どこの、何を調整するべきかが見えてくる可能性があります。
社会人になってからクロスバイクやロードバイクに乗り始める方の多くは、暫く運動から遠ざかっている場合が多いと思います。その場合、本来持っていた筋肉の柔軟性や力が完全に寝ちゃってます。それが、自転車に乗り出して、起き始めているという比喩は分かりやすいですかね?
太刀が悪いのは、起き始める個所が体全体ではなく、人によって個所が大きく変わることです。いやいや、『チャリなんだから、脚でしょ?』ってなりガチですが、体幹が目覚める場合もあれば、背筋の場合もあります。
なかなか難しいですが、柔軟体操などをして、いつもと違う個所を探してみると、どのようなポジション調整をしたらよいかの方向性が見えてくると思います。
ポジション調整 パーツについて
では、肝心の調整箇所に行く前に、ポイントがあります。
それは、調整箇所を限定することです。既に書いた通りでもありますが、2か所以上同時に調整すると訳が分からなくなる可能性は結構高いです。それと、どこか1か所変更すると実際にはその他の個所にも何かしらの影響を与えているため、ネガティブな反応が出た場合にどこの個所を更に調整したらよいか迷い易いです。そのため、調整箇所を最初の内は、少なくするとスタート地点に戻り易いです。
話が飛躍するようですが、ビンディングシューズは無理していきなり用意する必要はないかなと今は思ってます。サドル高、サドル前後、サドル角、ハンドル高、ハンドル角、ステム長、ステム角に加えて更に足の位置まで変更するとなると、わけわからなくなりますよ。ということで、調整箇所を絞る意味でも、最初のころはビンディングシューズを無理して用意する必要はないのかなと思います。
最初のころは、やはり気になるのはサドル高かと思います。ここは分かりやすいくらい膝の痛みに直結している個所なので、慎重に変えるべきと思います。数ミリ単位での調整を忘れてはなりません。
乗り込めば、乗りこむほど各箇所が気になってきますし、うまくいくと驚くほどスムーズに自転車に乗れていると実感できるようになると思います。正に、人車一体といった感じでしょうか。
<最後に余談> 未だに困ってます。。。
最後は、半分愚痴のようなことで申し訳ないです。
このポジション調整には、毎年苦戦を強いられております。なぜか毎年12月辺りから発動し、2~3月ぐらいまでもがき苦しみます。問題としては、理由がハッキリ掴めない点です。また、ハッキリ掴めない状況で、なんとなく解決しちゃうので、再発した際に早期解決が出来ない点です。
お世話になっている自転車屋さんには、『ポジションノイローゼ』とからかわれる始末でございます。それくらい、力が入っている感覚にずれが生じますし、サイクルコンピューターの数値も悪かくなります。2019年の秋ごろは、恐らく人生史上最高に乗れていたと思います。2019年12月後半くらいから、つい最近までは2019年の秋ごろからは程遠い感覚で辛い日々でした。今は、ポジションノイローゼからは脱却できただろう感触を得ております。(去年との比較では、脱却するのに時間が長かったと思います。)
昨年の秋との違いは、サドル高を上げた(8mm)、クリート位置をやや外にし靴がクランクに近づくようにした、ハンドルのリーチが若干短いもの(-3mm)を採用したの3点です。現状思い浮かぶ仮説は、2つありまして、
① 年齢とともに何かが変わった
② 去年の成果でフィジカルが強くなった
①は、加齢による何かしらの老化が現象ではとしてますが、その『何かしら』が分からないと意味がないので、困ってますね。②は、多少あるのかなと思いますが、人間急には強くならないので、単なる思い込みかと感じてます。
ポジションは、ビタっと合うと本当にサイクリングが楽しいです。しかし、かなり些細な不備でも感じ始めるとイライラが止まりません(笑)。是非快適サイクリングライフを楽しむためにも、少しづつを心がけてやってみて欲しいです。
では
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