【必見!! ディスク or リム】 大事なのはブレーキ性能じゃない!!

01自転車
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ツールドフランスの休息日って、観戦者の方が実は助かったりして、

でおなじみのrodanサイクルです。

今回の記事は、前作からの続編でございます。詳しくは、リンクを

ご覧頂きたいですが、ピナレロ社のドグマF12の試乗について書きました。

そこでは、ディスクブレーキバージョンのドグマF12のことについてのみ

書きました。しかし、実は、ディスクブレーキだけでなくリムブレーキバージョン

も試乗しておりました。ホイールに違いはありましたが、それ以外は、

同じ使用のロードバイクでブレーキングシステムだけが違う使用を試乗した

ということです。

これ、想像以上の衝撃的な違いがありました。そこで実感したのは、

ブレーキングシステムが違うと同じ車種でも全く違うロードバイクとなる

ということでした。

そこで感じたのは、このブレーキングシステムの違いをどのように捉えるべき

か多くの人が誤解しているなと思いました。

ではでは、議論を醸し出すこのブレーキングシステムについて深堀して

みます。

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いきなり結論!!どっちがいい

まずは、いきなりどっちがよいか、rodanサイクルの結論を出しちゃいます。

ずばり、結論は、ディスクブレーキです。ディスクブレーキを持っていないやつが

ないを言ってんだと突っ込みを頂きそうですが、やはりディスクブレーキを

オススメします。実は、特にこれから購入することを検討しているひとこそ

オススメです。既に、乗りこんでいる方もオススメですが、そのような方は

お好みでどうぞって感じです。

理由は、シンプルに快適性が驚くほど高いことです。世間一般で言われている

ブレーキ性能がどうのこうのというのは、正直なところどーでもよいです!!

Emondaに乗った時にも得た感触でしたが、ドグマF12においてもディスクブレーキ

の車種は、驚くほど振動が来ません。乗車しているときの感想は、「とても

静か」という言葉でした。それでいて、スピードに乗ってからの維持が

とても楽なため、非常に不思議な感覚でした。

こうした理由から、もしこれからロードバイクを始めようと思っている方は、

ディスクブレーキの車種を選んだほうが楽しめる可能性が高いと思います。

では、なぜディスクブレーキは快適性が高いのか考えてみた

これは、自転車関係者、雑誌、動画などを見聞きして、実際に同じ車種で

ディスクフレームとリムフレームを乗った結果からのrodanサイクルの推測です。

正しいと思ってますが、確実な根拠があるわけではないことを前提にて

ご覧ください。

ディスクとリムブレーキは、何が違うって、ブレーキの配置の位置が違います。

  • ディスク → ホイールの軸とほぼ同じ位置、つまり車体の中で低い位置
  • リム → ヘッドチューブやシートチューブの付け根あたりの位置
  •       つまり、車体の中で高い位置

この違いが何を現わすかというと、フォークの素材の積層設計が変わるので

はないかと思います(フロントの場合)。ディスクブレーキにおいて、今までと

設計を変えることが出来るので、体に近い部分の振動を和らげるような

積層にしてきていると思います。もう少し身近な言葉で表現するならば、

リムブレーキが付く位置を柔らかくすることで振動を抑えるような設計に

変更していると思います。

リムブレーキは、ヘッドチューブの真下に設置するため、その個所を頑丈

にする必要があります。その頑丈さが振動をダイレクトに伝えてしまうの

だと思います。これは、構造上さけれないところです。今まで相当に工夫して

フォークの設計を各メーカーが研究してきたと思いますが、ディスクにすると

その工夫を木端微塵にするくらい違う次元の発想で設計できるようになって

しまいました。

これは、リムブレーキしか知らない側からすると相当な違いかと思います。

長く走れば走るほど、微妙な振動からくる疲労は増していきます。各パーツで

振動を減らす工夫はできますが、フレーム自体で振動がきづらいものだと

考えなければならないことが少なくて済みますね。

大げさに聞こえると思いますが、ディスクブレーキ使用のフレームでは、

それほど楽な走行感を得ることが出来ます。

ディスクブレーキに死角はないのか?

ここまで書くとディスクブレーキは最高以外のなにものでもないということに

なりますが、死角はないのだろうか?

そんなことはないと思ってます。パパっと思いつくことでもこれだけあります。

  •  重量が重くなる
  •  整備に慣れが必要(いままでリムブレーキだった場合)
  •  移動時に神経質になる
  •  パンク時の対応がめんどくさくなりそう

 重量が重くなる

単純に重量が重くなります。各メーカーのトップレンジであれば、その上で、

軽量化を目指した設計にしていると思われますが、それでもリムブレーキと

比較して重くなります。ただし、これがどれだけ走行性能に影響を与えるか

を考える必要があります。余程な勾配の坂や峠を登るわけではなければ、

あまり問題ではないかと思います。それでも、事実重い以上、ヒルクライム

レースであれば、リムブレーキの方が歩があるかもしれません。

 整備に慣れが必要(いままでリムブレーキだった場合)

整備が今までと変わるので、慣れが必要です。リムの時とは、大きく違う

構造とパーツになるので、新たな知識を身につける必要があります。

私は、整備はしたことがないので、ここは多くを書けません。しかし、

慣れないことは適応に時間が掛かるというものなので、少し大変な時期が

あってもおかしくないと思います。

 移動時に神経質になる

これは、大変そうです。移動時に神経質になることです。どういうことかと

言いますと、ロードバイクを移動させること自体が神経質になります。輪行をするさいに、

ロードバイクを解体して、袋にはいるようにパッキングします。これがうまくないとパーツや

フレームを傷つける可能性があります。場合によっては、パーツの破損にもなりかねません。

これが、ディスクブレーキの場合、ブレーキ部分のディスクが曲がる可能性が追加されます。

輪行パッキングがうまくない人は要注意です。

実は、私は超苦手です。どうにもホイールが袋内であばれてしまいます。そのため、

ディスクブレーキにしたらどうなることなのかと持ってもいないのに心配です。。。

 パンク時の対応がめんどくさくなりそう

慣れの問題かと思いますが、パンク時の対応がめんどくさいですね。というのも、

ディスクブレーキの場合、ホイールとフレームの結合方法がクイックリリースではありません。

(クイックリリース式のパーツも発売されているようですが)そのため、ホイールの着脱

がめんどくさいのと、持参するべき工具が増えるということになります。荷物を極力減らしたい

ことを考えると手間が掛かるなと思うところです。

リムブレーキはダメなのか?んなこたーない!!

ここまで、ディスクブレーキが良いという結論のもと話を進めてきましたが、リムブレーキ

ダメなのかどうか書いていきます。

結論としては、そんなことはないとなります。しかし、それは、現状ではという言葉を追加します。

まず、リムブレーキも十分ありだと思うことについて書きます。

ドグマF12のリムブレーキバージョンを乗った際に直ぐに感じたことは、いつも乗っているTCRの

感触に近いということです。振動がある程度ダイレクトに感じ、ペダリングした時の脳内での

イメージと体の動きがリンクします。つまり、今まで培ってきた感覚が生きると思います。また、

ロードバイクに期待するキビキビした動き、軽い自転車に乗っている感覚は、リムブレーキバージョン

の方が実感することができます。そして、軽さを突き詰めようとするとリムブレーキバージョン

となるので、ヒルクライム職人や好きな方々は、やはりリムブレーキの方が活躍できると思います。

また、業界トレンドがディスクブレーキに振れていることからリムブレーキのコンポが安くなって

いるものが散見されます。コスパ高い投資が出来ると言う点は、忘れてはならない点です。

しかし、上記の通り、『現状では』という言葉を追加したのは、昨今のロードバイクの進化スピード

が高速化してます。ディスクブレーキは、現在進化中です。つまり、いつまでもリムブレーキの

良さに甘んじている状況をメーカーが許すとは思えません。ロードバイクの基本である、楽に、

速くを極めようとするフレームをディスクブレーキでドンドン開発されていくと思います。

ここ数年の傾向からも、3~5年くらいには、そのようなレベルのフレームが発売されてもおかしく

ないと思います。もしかしたら、もっと短いかもしれないし、長いかもしれません。

さいごに

ディスクとリムブレーキの違いについて書いて来ました。このブレーキングシステムの違いは、

当たり前ですが、ブレーキ性能や感覚が注目されます。しかし、一般ユーザーが本当に着目すべき

は走行感にあると、同じ車種で両システムを乗り比べることで感じました。

乗り心地という数値化されづらいことな故に、個人差も大きくあるため、余計に注目すべき点

と感じました。

どっちが良いかどうかというよりは、どっちの走行感が好きか嫌いかで選ぶがよいかと思います。

その中で、当ブログとしては、楽に、速くを実現するうえでは、ディスクの方に歩があると感じ

てます。

とのことで、是非可能であれば、同じ車種でディスク、リムを乗ってみて欲しいですね。ないしは、

同じ車種でなくても良いので、同じようなレベルのロードバイクを乗ってみるだけでも意味がある

と思います。それだけの走行感に違いがあります。試乗のレベルで十分感じれます!!

ではでは、今回はこの辺で~~~

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