とうとう乗ってきました。Giant TCR ADV SLの最新世代(9世代)!!しかし、なぜか
ジャイアントストアではない、でおなじみのrodanサイクルです。
ジャイアント社のフラッグシップモデル、TCR ADV SLを試乗してきました。ジャイアント社
の過去のイメージである、『安っぽい』には当てはまらない、最高クラスモデルです。しかし、
皮肉なことにジャイアントストアでは、試乗出来ませんとまさかの拒否をされちゃいました。
アマチュアサイクル界の帝王高岡さん設立のRXBIKEさんで試乗させて頂きました。
結論としては、全く違うバイクでした。ハッキリ言って、見た目がほぼ同じなので、
今回は何が違うんだ!!とついついぼやきたくなる印象でした。各メディアやインフルエンサー
の人はひとえに違うというけど、正直WHAT??という印象でした。
けど、やっぱり違うということで、短い試乗で分かる範疇書いていきたいと思います!!
では、いってみよ~~~
まずは、見た目について
まずは、軽いところから見て行きましょう。
見た目です。見た目は、既述の通りやはり似てました。写真と実物だと
違うということが世の中一般ありますが、今回のTCRにおいては、
似ております。そりゃそうです。外観に関するフルモデルチェンジは
ない変更だったためです。
しかし、当然ですが、細かい部分にはハッキリわかる違いがありました。
要所要所で、エアロダイナミクスを意識した造形に変わっております。
特に、
- ヘッドチューブ
- シートチューブ
- フォーク
この3か所です。この違いがどこまで走行感に影響しているのかは、判断が
難しいところですが、メーカーの意図が伝わる個所です。中でもフォークは、
太いタイヤが入るクリアランスがあり、風抜けが非常に良さそうに見えました。
走行感、まずは、8世代
走行感の比較に進みますが、まずは、所有している第8世代のTCRについて
書きます。
完結にいいますと、軽く、反応性が非常に高いロードバイクです。
とにかく、キビキビ動くので、当方のロードバイクの走行感のイメージの
王道を行く乗り味というのが印象です。
軽いため、ヒルクライムには非常に相性が良いバイクと思ってます。しかし、
平坦や下りでの走行感も良いです。当方は、32mmハイトのホイールしか
履いたことがありませんが、もっと高いハイトのホイールをつけたら、超
楽しそう(速い)です。トータルレースバイクとGiant社で呼んでいる由縁も良く分かります。
ただし、このバイクには決定的にデメリットと感じることがあります。
それは、振動吸収性です。振動を結構拾うので、疲れやすいです。
正直慣れの問題だと思うので、デメリットなんておおげさに言う必要は
ないと思ってますが、他のバイクと比較すると顕著です。言い方変えますと、
このバイクしかしらないと問題にならないことなので、他のバイクに
乗らずに最初からのこのバイクを選べば悩む必要ないかもです(笑)
また、エアロバイクに慣れている人からすると巡行スピードが落ちやすい
と感じるかもしれません。それは、エアロバイクでないのでしょうがない
という理解にはなると思います。あくまでも、比較したらということです。
新型TCR ADV SL、第9世代!!
では、新型TCR ADV SL、第9世代に迫ります。
まず、目を引いたのが、快適性がかなりレベルアップしていることです。
これは、ディスクブレーキ使用を前提に設計をし直すことで、カーボンレイアップ
の設計を全面的に見直した結果かと思われます。見た目では分からない違い
を乗ることで感じました。
次に驚いたのは、ダンシングした時に車体を振る軽さです。試乗が終わった
あとに、8世代に乗り変えて、『アレっ?!』ってくらい重さが違います。
試乗した道におそらく10%程度の斜度の坂をのぼりましたが(数10メートル
ですが)、ダンシングが軽やかです。軽過ぎて、どのように乗ってよいか
ちょっと困惑しました(笑)
最後に言いたいことは、ここ最近他の試乗したバイクと同様の感想に
なっちゃいますが、静かに速いです。正直8世代より若干キビキビ感は落ちました。
しかし、やっぱり速いです。今回は、サイコンをつけてたので、スピードだけ
表示できましたが、スピード出てました。無論出ていたといっても、0.何キロ
から数キロ程度の違いですし、試乗した嬉しさ効果もあるかもしれないです。正確には
言えない部分があることはご考慮下さい。でも体感的にもなんか速いという
感覚は、所有しているバイクに乗り換えた時に感じたことです。
試乗では、比較しきれないこと
新型TCR ADV SLは正直素晴らしいバイクです。疑う余地はありません。
しかし、今回の試乗では、比較しきれないことがありました。
まずは、ホイールです。試乗車に装着されていたホイールは、最近のホイール
の中では最強の部類に属するカデックス(Giantのブランド)の45mmが
装着されておりました。そりゃ速くないと困る(笑)という装備です。32mm
の私のホイールよりも200gも軽いのです。最新のチューブレスタイヤも装着
されており、スピード、快適性がかなり高い装備でした。
次に、サイズが違うということです。所有バイクは、Sサイズ、試乗したバイク
は、XSサイズでした。走行感に違和感少なかったと矛盾した答えではあるものの、
サイズ違いのバイクで、サドルの高さのみおおよそ合わせただけでした。短い
試乗では新型の本質に迫るまで掴み切れなかったというのが正直なところです。
さいごに
新型TCR ADV SL、第9世代に乗ったことについて書いていきました。
Giant社のフラッグシップバイクの名に恥じぬ素晴らしいロードバイクでした。
加えて、このクラスのバイクの中では、コストパフォーマンスが非常に高い
です。そのため、初めて購入する方、今まで乗っているロードバイクが
このハイクラスレンジではない方には、かなりオススメできるロードバイクです。
一方で、既にこのクラスのバイクの旧型に乗っている人に対しては、どうか
というのが議論のあるところです。私は、かなり迷ってます。8世代の
デメリットを確実に改善してきた良いロードバイクだったのは間違いないです。
しかしながら、コスパ良いとはいえ、高いです。ここは非常に悩ましいです。
政府にお願いなので、消費税を緊急撤廃期間をお願いしましょう!!という
感じです(笑)。
買い物は、買う前が一番楽しいですね。悩み苦しみましょう!!!
ではでは~~~
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