【The Japanese Legend】サイクルフォトグラファー 砂田弓弦さん 

le tour 01自転車
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こんにちは、rodanサイクルです。

やっぱりブログのような全く触れてなかったジャンルに挑戦し始めると

先行者の方たちのタイムマネージメントの凄さに驚かされます。

今回ブログでは、砂田弓弦さんというサイクルフォトグラファーの方を

紹介したいと思います。

保守の塊のようなヨーロッパのサイクル業界の中でトップオブトップの

存在感を出し続けている、まさに生ける伝説の日本人サイクルフォト

グラファーです。

ツールドフランス、ジロデイタリア、ツールドフランドルやパリールーべ

などの、最高クラスの格調高いレースのバイクカメラに乗ることが許される

のは、世界で数人です。なんとそこに日本出身のフォトグラファーがいる

という凄まじい事実があります。

ロードバイクが大好きな方々はもちろんのこと、偏見や逆境に戦った

様を知るという意味で、ロードバイクに関心の無い人にも是非知って欲しい

です。

では、いってみよーーーー

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砂田弓弦さん

1961年、富山県富山市出身のサイクルフォトグラファーです。

現在でも、ヨーロッパの各地の有名レースのバイクカメラに乗って撮影を

してらっしゃいます。日本では、以前紹介もしましたが、チクリッシモ

編集長もしてらっしゃいます。

1989年から自転車競技の取材・撮影に携わっております。

大学卒業後からイタリアに渡っていたことから、拠点はミラノを中心に

据えております。ヨーロッパの中でも、Le quipeGazetta dello sportは、

スポーツ新聞としては、かなりの影響力をもっており、その2社とは特に

多くのやり取りがあったそうです。

驚いたことに、砂田さんが渡欧したきっかけは、元々サイクリストだった

ことにあります。私もお世話になっている、超名門サイクルプロショップの

なるしまフレンドの会員だったそうです。それで、どこに行くとなって

ロードバイクの中心地のひとつであるイタリアに行くという流れでした。

当時から日本には競輪があったことからトラック競技での一定の地位は

あったかと思いますが、サイクルロードレースにおいて皆無に近かったこと

もあり、現在では想像するのはかなり難しいくらいの偏見などをご経験された

と思われます。分かりやすい例になるか分かりませんが、カズさん(三浦知良選手)

がブラジルに渡った時と似ているのかなと私は解釈してます。

現在は、フォトグラファー、雑誌編集長とJ-sportsの解説などをたまーにしてます。

レースに参加している場合が多いので出番は少ないですが、たまにお見受けする

ことがあります。

ここが凄いよ砂田さん

まぁ、何が凄いって、サイクルロードレースの最高クラスで優勝した選手が

歴史上いない国の出身者で、10席もないようなバイクカメラの座席を確保した

という前代未聞の事実であります。そもそも、ヨーロッパ人ですら確保する

ことは限り無く厳しい中、なんとアジアの小国である日本出身のカメラマンが

そこに存在しているのです。本当に日本の報道に呆れてしまいますが、このクラス

の活躍を世界でやっている日本人にも関わらず地上波で見たことは1度も

ありません。富山県には、是非県民賞の授与を真剣に考えて欲しいくらいです。

無論、このような砂田さん自身の活躍も凄いのですが、こうした地位を確立する

ことで後に続く人々が生まれていることです。

なかなか一般のマスコミに出てこない、世界で存在感を確立している日本人がいる

ということを是非知って欲しいなと思います。また、若い方であれば、こうして

道を開いた例もあるということが人生に影響するのかなと思います。

オススメもの

先程から既に出ておりますが、まずは、

・ チクリッシモ 雑誌です。不定期発行です。

・ ジロデイタリア 薔薇色の輪舞 写真集+解説 

・ ツールドフランス 7月の輪舞 写真集+解説(続編もある)

いづれもご自身で撮影された迫力満点の写真を見ることができます。ロードバイク

乗りにとっては、説明不要の興奮を味わうことが出来ます。

もし、ロードバイクに関心が薄い方の場合ですが、それでもオススメできます。

下手な旅行雑誌よりもよっぽど興味をそそるヨーロッパを垣間見ることができます。

どうしてもロードバイクの熱がアツイ国に偏ってはおりますが。。。

・ 挑戦するフォトグラファー 30年の取材で見た自転車レース ドキュメンタリー本

この本は、電子化していないので、買うしかないです。砂田さんの半生を描いた本

です。ヨーロッパの苦闘(本人はどのように思っているか分かりませんが、)が

描かれており、それこそ、脱サラして独立したい、既にしているような方々は

強く共感されるのではないでしょうか。

さいごに

ということで、当ブログ初のLegend紹介となりました。ロードバイクに乗っている

方でもご存じなければ、是非これを機会にすっごいひと結構いるんだぞということを

知って頂きたいです。また、ロードバイクに乗っていなくても、自分の専門分野

以外から刺激を受けるという意味でも目にしてみる価値はあると思ってます。

日本のサイクルロードレース自体がまだまだ国内での認知度が確立されているとは

言い難いですが、既に多くの活躍者を生んでおります。今後もこのシリーズで

紹介していきたいなと思います。

なお、最近それでも人気が少しづつ出始めているので、確約出来ませんが、

ロードレース系のイベントに行くと、結構会えます。私は、上記で紹介している

薔薇色の輪舞に本人様のサインを頂いてます。サイクルモードなどではフラッと

歩いているので、少しくらいならお話することもできるかもしれません。

ではではーーーー。

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