ヤバい、腰痛を言い訳に爆食してしまいそう、でおなじみの
rodanサイクルです。
本日は、お気に入り規格のロードバイクジオメトリ比較をやります。
しかも、今回の比較は、同門比較でございます。
以前素材のことを記事にしましたが、現在のロードバイクの最新の素材
といえば、カーボン繊維となります。
しかし、価格がまだまだ高く、導入ハードルが高いという事実があります。
そんな中、アルミでもまだまだ戦える!!といえるフレームがあります。
それこそが、CAADシリーズです。CAADとは、Cannodale Advanced Aluminum Design
の略となり、キャノンデール社の至宝のフレームシリーズといってよいでしょう。
私自身も過去CAAD10に乗っていたことがありますが、非常に気にいっておりました。
今回同じシリーズを比較するということですが、実は、現在販売されている
CAAD13はかなりのフルモデルチェンジをしております。そのため、CAAD10から
CAAD12へのマイナーチェンジ的なものとは少々訳が違うようです。
そこで、ジオメトリ以外も含めた違いについて色々検証していきたいと思います!!
では、いってみよーーーー。
の、前に、参考過去記事はこちら。
詳しい比較の前に、条件確認
既に述べている通り、CAAD13と12は結構な違いがあります。
私の慎重169.5cmで考えると、なんと適正サイズが変わります。
・ CAAD13 → 48か51
・ CAAD12 → 50か52
そもそも、適正サイズ数値自体が違う。。。ちなみに、CAAD12には48サイズが
ありますが、小さすぎのため、外しました。
また、CAAD13については、キャノンデール社のオフィシャルサイトからの
適正サイズチャートにのっとって選択しております。
ロードバイク乗る際にサイズ選びは非常に重要ポイントであることを明記すると
共に、神経質になり過ぎて選べないは本末転倒です。迷ったら、お店の人に
相談しましょう。極端なことが無ければ、小さい方が軽いので、今回は、いづれも
小さい方のサイズを比較車として選択したいと思います。
・ CAAD13 → 48
・ CAAD12 → 50
ということです。
Let’s ジオメトリ比較!!
ではでは、詳しく掘り下げて行きましょう。
CAADシリーズは、これから始める人には特にオススメ出来るフレームなので、
参考にしてもらえたら嬉しいです!!
ヘッドチューブとヘッドアングル
・ CAAD13 → 114mm 71.2度
・ CAAD12 → 115mm 72度
大きく違いは無さそうです。この2車での比較という意味では、近似値なのかと
思われます。しかし、既に述べている通りCAAD12には、48サイズがあることを
考慮すると同じシリーズにも関わらず結構なフレームの違いが既に出ていることを
暗示しておりますね。
また、以前の比較車種の数値を参考にすると両車ともに、ヘッドチューブは
やや低い方で、角度は、まぁさして変わらないといった感じです。これだけでは
なんとも言えませんね。
Reach
・ CAAD13 → 374mm
・ CAAD12 → 375mm
次は、適正ポジションを見つける上で、特に重要度が高いREACHとなります。
ほぼ同じですね。まぁ、私に合うサイズを選んでいるので、必然的な結果かも
しれません。
先程同様ですが、CAAD12は、表記上のサイズがワンサイズ大きいので、形状は
結構な違いがあるということは改めてハッキリしました。
フロントセンター
・ CAAD13 → 589mm
・ CAAD12 → 569mm
来ました!!!
およそ20mmもの違いがあります。これは、かなりの違いといってよいでしょう。
もし、589mm相当のフロントセンターをCAAD12のサイズでみると、サイズ56と
なります。これは、実に4サイズも大きくなることを意味します。
これだけ違うと、直進安定性やハンドリングにかなりの違いが見出され、ハッキリ
言って別のロードバイクと捉えられてもおかしくなさそうです。
シートアングル
・ CAAD13 → 74.3度
・ CAAD12 → 74.4度
あれま、またほぼ同じですね。この辺は、上記と感想が同じですね。
やや立ち気味のシートアングルのため、サドル位置がBBの中心に対して前に
いきやすいです。サドル位置を後ろ気味が好きな人は、シートポストのセットバック
を後ろにする必要がありそうです。
BB ドロップ
CAAD13 → 74mm
CAAD12 → 74mm
なにーーーーー、今回は全く同じです。若干つまらない結果で申し訳ないです。
ちなみに、74mmは、ドロップがやや深いです。どのようなことかというと
低重心な設計だと言うと分かり易いかと思います。スピードが出た時にふらつき
づらいと思われます。(全体のポジションにもよりますが。。。)
シートステイ長
・ CAAD13 → 408mm
・ CAAD12 → 405mm
きました、とうとう違いが出てきました。3mmほど違います。
この3mmがどの程度の違いを生むかはなかなか文字で説明するのは難しい
ところはあります。しかし、サイズ展開が表記上は1サイズ小さいにも関わらず
長くしたというのには、キャノンデール社の意図が潜んでいると思います。
過去の通例ですが、チェーンステイ長は、サイズが小さいほど短く、大きいほど
長いというものでした。
フォークレイク
・ CAAD13 → 55mm
・ CAAD12 → 45mm
同じメーカー品だと比較できる項目が多くあって助かります。
フォークレイクとは、ヘッドパーツの中心軸からどのくらいフォーク先端の軸が
ずれているかを現わしております。私が知るレベルだとほぼ前にずれております。
このずれが大きいと直進安定性に優れて、短いと急加速などの反応性に優れると
言われております。13に移行するに当たり、安定性が強化された印象ですね。
CAAD13とCAAD12の違い
そもそものキャノンデール社のオフィシャルな変化の矛先は、
エアロダイナミクスにありました。CAAD12までのCAADシリーズ車はいわゆる
オールラウンドバイクかやや登りを得意とするタイプのロードバイクでした。
全体をコンパクトに軽く、反応性を良くするということを目指したロードバイク
だったとジオメトリからも思います。
しかし、CAAD13になり、よりスピードを意識したフレーム設計になったと
感じます。第一に全体が大きく伸びました。フォークレイク、フロントセンター、
チェーンステイ長とあらゆる個所でサイズが長くなっております。
エアロダイナミクスな形状と直進安定性を高めたフレーム設計がスピードアップ
に貢献する要素なのかと改めて思う次第です。
参考データですが、アルテグラ使用で以下の重量差があるようです。
CAAD13 → 8.2kg
CAAD12 → 7.6㎏
これは、結構な差ですよね。無論装備品に違いもあるので、単純比較できない
点があることはご注意ください。しかし、過去のシリーズが0.6kgも軽いという
のは驚きであり、軽さを犠牲にしてまで得たいものがあったのだろうと妄想
してしまいます。
さいごに
ということで、本日の比較企画では、キャノンデール社のCAAD13とCAAD12
を取り上げました。
表記上とはいえ、CAAD13の方が小さいサイズなのに、長い個所があったり、
あまり大きさが変わらないなどから、CAAD12からの設計思想が大きく変わった
ことが分かりました。まさに別のロードバイクに変身しちゃった感じですね。
時代のトレンドに応じた変化をしたCAAD13、最高のスタンダードである
CAAD12、さてあなたはどちらを選びますか?
おそらくCAAD12もまだ在庫があるはず(あくまでも推測!!)。型落ち品
のため、超激安購入できるはずです。いづれも戦闘能力メチャ高いですが、
価格はアルミ価格ということで、予算厳しい方にはストロングリコメンドです。
是非検討してみましょう!!
ではでは~~
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