こんにちは、rodanサイクルです。
只今夜の23時ですが、本日の月はメチャクチャ低い位置にあります。
少しづつ暑さが厳しくなりつつもまだ夜は快適ですね。
本日の話題は、ビンディングペダルについてです。クロスバイクを購入して
3か月程度経つといわゆる脱初心者の登竜門100km越えも達成し、強く憧れ
を抱きました。ロードバイクのプロショップに理由もなく行っていた時は、
他のお客様のカチカチ音をならしているのが妙にカッコよかったです。
しかし、今となっては、その憧れはややキケン性が伴うなと思うところがあり、
思うところを詳しく掘り下げて行きたいと思います。
では、いってみよーーー
ビンディングペダルとは
ビンディングペダルとは、スポーツバイク全般に利用される専用のペダルを
指します。ペダルと靴をくっつけて固定するシステムとなっております。
スキーのビンディングとほぼほぼ同じ考え方となるので、それを思い浮かべて
頂ければイメージが付くかと思います。
スキーと少し違う点としては、靴とペダルをくっつけるために、アダプタのような
ものを靴底の裏にくっつける必要があります。これをクリートと呼びます。
このくっつくということについて調整することが可能になってます。大きく2つ
あります。
・ 靴とペダルのくっついている強さの調整
・ 靴をペダル上で左右に動かせる幅の調整
となっております。この調整機能は、人の体格によっては膝に負荷が極端に掛かって
しまうことを防止します。固定することにより、かえってネガティブに反応してしまう
ことをかき消す機能となっております。
ビンディングペダルの意義
ビンディングペダルを搭載する意義は、ズバリ効率化と最大化の2つのワードを
思い浮かべていただくと理解が進むと思います。どのようなことかといいますと、
ペダルを踏むにしても、回すにしても、靴とペダルがくっついていないと離れる
瞬間が出来てしまいます。その際に、力を逃す無駄が発生してしまいます。
靴とペダルがくっついていることで無駄なく力を推進力に変換させることができる
というわけです。
次に最大化についてですが、ペダルのどの個所を踏みつけると一番力が入力できる
かが分かっていれば、そこを常に踏みつけるようにしていればよいですよね。
しかし、くっついていないとどうしてもずれてしまいます。最大の力を発揮できる
個所を常に外さないようにすることで力の最大化を実現させております。
ビンディングペダル以前
このような考え方自体は、古くからありまして、何もビンディングペダルが
なくても実現させる商品がありました。かなーり古い時代としては、普通に紐で
ペダルと靴を結んでおりました。時代が流れる中で、ペダル側に靴を抑えつける
ような道具を取り付けるようなものが出現します。これは、競輪で現在でも利用
されていたりします。そして、1980年代ごろだったかと思います。フランスは、
Look社がビンディングペダルを開発、ベルナールイノーさんやグレッグレモンさん
が利用すること一気にブレイクします。
現在ビンディングペダルというと
・ LOOK社
・ TIME社
・ SHIMANO社
ほぼこの4社で占められております。TIME社とSPEEDPLAY社の製品は、構造、見た目と
非常にユニークなものとなっております。私は、シマノ一筋です。なんといっても
頑丈、リーズナブル、ペダル軸が良く回るということで利用しております。
各社特徴がありますが、詳しいことはまた今度ということで、ここでは控えます。
ちょっとまったコールなわけ
わからない世代の方はおゆるし下さい。上記の通り、ビンディングペダルは
レースしようが、ロングライドしようが、ロードバイクなどのスポーツバイクには、
基本必須アイテムです。しかし、ここで『ちょっとまったコール』が入ります。
力を無駄なく、最大限に推進力に変えるためのアイテムになぜ『まった』が入るのか
を書いていきます。
その理由は、
・ 正しいセッティングしないとかえって無駄だらけ
というこということです。
正しいセッティングしないとかえって無駄だらけ
そうなんです。ビンディングペダルのかなり難しいところは、正しいセッティング
をしないとかえって無駄だらけになってしまうのです。そして、正しいセッティング
が何かを定義するのは極めて困難であります。
先程名称があがったクリートというペダルとの接点となるアダプタを靴の裏のどこに
セッティングするかが極めて大切になります。これについては、古今東西多くの
ライダーたちを悩ませてきた話題です。悩む理由を詳細に書こうとするとこのブログ
がとてつもない量になるので、別記事にまかせる点はご容赦下さい。
フラットペダルの効能
そこで、rodanサイクルでは、フラットペダルの利用も価値があることを提唱したい
と思います。クリートのセッティングで一番悩まされるのが、靴裏のどこで踏みつける
と一番無駄なく力が入るかが感覚的に掴めないところです。理論上では、拇指球あたり
で踏むとか、拇指球と小指球の間あたりで踏むとか、はたまた土ふまずよりがGOOD
など様々あります。しかし、体格、柔軟性、サドル位置などなど様々な要因からどこが
ライダー自身にとってベストポジションなのかは変わります。また、一度もベストな
ポジションでペダリングしたことが無い人にとっては、どこが最高の踏み場所なのかは
感覚的に掴めません。まして、いきなりビンディングからスタートするとその体験した
ことのない感覚から、ベターなポジションがあるにも関わらず、これであっている
という先入観でポジションを決めてしまいがちです。更に悪いことに、一度決めた
ポジションは、案外変えるのをためらいます。実は、今の説明は全部私に当てはまって
いることです。未だに理由は良く分かりませんが、今でもポジション迷子に年1回ぐらい
なります。今年は酷く、レースがないのが退屈である半面、ホッとしていた本音が
あります。というのも、5月くらいまでロードバイクを上手く乗りこなせておらず、
昨年のようなパフォーマンスがローラー台の上とはいえ、出せていなかったからです。
話は戻りまして、フラットペダルだとペダル上を自由に動くことができます。
つま先でペダリングしてもよいし、かかと寄りで踏んでもよいです。その中で
自分自身のしっくりくるところをきちんと探して、各ポジションの踏みごこちの
違いを体に叩き込むことができます。この辺をビンディングに移行する前に意識
すると、移行後におおまかなストライクゾーンを掴む感覚を養うことが出来ると
思います。もし、どこで踏んでもしっくりこない場合は、サドルの高さや前後位置
を変えるなど、色々なシチュエーションにどのように対応したらよいかの智恵が
つきます。このクリート位置の調整やサドル調整などは、フレームの設計によっても
変わってきます。そのため自転車を乗り変えるなんてことがあると、似たような
サイズでも結構な違いがポジション調整で発生したりします。
さいごに
少々長くなりましたが、クリート位置というやや複雑な調整をする前に、
フラットペダルで自身のベストポジションを体感することはかなり有意義なことです。
最終的には、ビンディングペダルを活用した方が良いということに変わり
ありません。しかし、宝の持ち腐れほどもったいないことはありません。
ロードバイクやクロスバイクを買ったからと言って焦ってビンディングペダルに
するのは、勿体ないと思います。特に時間があまりない社会人はフラットペダルの
期間を設けることでかえって時短になるかと思います。無論フラットペダルから
ビンディングペダルに移行するための練習とベストポジションを探すという意識
がないと意味がありませんけどね。
ということで、焦らず、じっくりロードバイクライフを楽しみましょう!!
ではでは~^^~
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