スポーツバイクだけでなく、自転車全般に付きまとうパンクについて記事
にしたいと思います。
パンクは、残念ながら100%防ぐことは出来ません。
これは、自転車乗る上宿命です。
そのため、パンクを修理出来るようになるということは初心者には超重要事項
になります。すいません、気合いで覚えるしかないです。
で、す、が、
今回の記事の主旨として、詳しく掘り下げていきたいのは、
パンク予防処置になります。川沿いのサイクリングロード
やロングライドをしているとパンク修理をしている方々を良く見ますが、
申し訳ないけど多くの方々が予防処置不足の可能性が高いと思われます。
予防処置をしっかりすることで、パンク発生率を限りなく0に近づけること
が出来ます。簡単なことですが、見落とされがちなので、是非ご覧ください。
ご注意: 今回の記事は、複雑になり過ぎないように以下の前提を元に話を
進めております。
・ タイヤは、クリンチャータイヤ(チューブとタイヤが独立して、
ホイールに付けているもの)
・ チューブは、ブチルチューブ(一般的に使用されている、黒色のゴムチューブ)
そもそもパンクとは
パンクとは、走行中にタイヤ及びチューブの不具合により、空気圧が一気
に低下してしまい走行不能になることです。タイヤの種類によっては、
スローパンクという症状で、即時走行不能にならないものもありますが、
ここでは、それは対象と致しません。
では、何が理由でパンクになるかと思うしますと。
1、 鋭利なものとの接触により穴が開いてしまう
2、 チューブがタイヤとリムに挟まり穴が開いてしまう(通称:リム打ちパンク)
一見1が主要な理由になりそうですが、実は、2が多くの理由を示します。
タイヤやチューブは走行中に思っている以上に変形しているものです。
(感覚的にわかりづらいですが)そのため、これから書いていくポイント
からずれてくると結構な確立でパンクをします。
1番の接触によるパンクは、ぶっちゃけ運かと思います。もうちょっとマシ
な見解がないのかと突っ込まれそうですが、正直私の見解としては、
そんなものです。
<超重要> 空気圧
今回の記事は、正直なところここを読むだけでも完結してしまうくらい重要です。
重要なことは、きちんとした正しい空気圧設定とサイクリング前の空気圧チェック
及び空気を入れることです。
特に初心者の方は、タイヤの空気圧など考える機会が人生でなかったと思われる
ので、特に意識して欲しいポイントです。
実を言いまして、私はかなり空気圧に無頓着だったので、パンクだけでなく
危ない目にあうことも多々ありました。それほど空気圧は重要です。
そもそも、空気圧ですが、以下2つの単位でよく表記されます。
1、 Bar → よくヨーロッパで使用されている
2、 Psi → よくアメリカで使用されている
当サイトでは、Barを使用致します。理由は、私がBarを利用している
ためなだけです。。。。すいません。。。。
* 説明を簡素にしております。詳細に説明すると論文モードになり、
難しくなり過ぎてしまうためです。その点を十分考慮に入れて
お読み下さいませ。
パンク予防という観点から申しますと、メーカー基準値そのものか+しても
0.3bar程度に空気を入れることを推奨します。冒頭の『パンクとは』にあると通り、
多くのパンクがチューブとホイールのリム部分との接触によるものだからです。
言い方を変えますと、空気圧が低過ぎるとタイヤの中のチューブが
グニョグニョ動き、タイヤとリムに挟まれやすい環境のためパンクに発展してしまう
ということです。(メーカー基準から0.5barくらい低いとリスクが高まります。)
空気圧が高いと、タイヤとチューブの密接具合が高まり、タイヤ内でのチューブの
変形量が少なく、リムとの接触が少なくなるからです。
つまり、重要なことは、必ずライド前に、空気圧確認して、
入れてから出発する!!となります。
これ結構とサボっちゃうんですよ。
今は、練習の際は、100%実行しますが、クロスバイク乗りたてのころは、
空気圧をきちんと入れるということが習慣化されてなかったです。そもそも、
タイヤの空気が抜けるという認識がないので、チェックする必要性すら
頭の中になかったです。スポーツバイクに使用されてるチューブの多くは、
3,4日経つと0.5barくらい落ちます。種類によっては、2barという
ものさえあるくらいです。
じゃ、何基準にするって話ですが、世の中の多くのウェブサイトでそのこと
を議論しているので、ここではrodanサイクルでの話を記載してみます。
体重 55~58kg程度で、前輪6.0bar ±0.3bar
後輪 前輪 +0.5bar(タイヤが25cの場合において)
といった感じです。タイヤがまだ23cを利用の方は、上記より高めが推奨です。
28cや30cを利用の方は、下げ目の設定がオススメです。
各メーカーが体重別に推奨空気圧を記載もしております。もし、それよりも
1.2bar以上いれると今度は、スリップしたり、疲れやすいというデメリット
があるので、細かい話ですが、0.○barレベルでの調整が必要であることを
念頭にいれましょう。
<余談エピソード> 凄いぞベルギー人
2013年にツールドフランスを現地に見に行った際のことです。ロードバイクを
持って行きましたが、飛行機を乗る際に空気圧を下げさせられてしまいました。
そのため、現地(ラルプデュエズ)で空気入れないと走れない状態でした。
流石ツールです。その辺歩いているとチャリンコ族が多数おります。そこで声
を掛けた老人(ベルギー人)にポンプを貸してくれとお願いすると、
『入れてやるよ』となります。その老人は、私の体を下から上まで舐めるよう
に見て一言『シックス』。彼は、6bar入れました。ひょえーーーーーー、
私自身が6bar入れようと思っていたのですが、体を見ただけで、必要量を
判断しました。やっぱりベルギー人と自転車の関係って凄いなと感心させられました。
パナレーサーのデジタルエアゲージは、結構便利です。軽くて、ササっと
実行できます。遠征時の持ち運びにも便利です。
タイヤ選択
タイヤは、語り出すと無茶苦茶長くなります。そのため、パンク予防という観点
と最近のトレンドということにフォーカスして書いていきます。タイヤは、
超重要パーツですので、今後別途記事にしていきたいと思っております。
で、何がポイントかというと
タイヤのサイズです!!上記にも少し登場しましたが、
タイヤの横幅のサイズを指します。
1、23C (最近流行らないサイズ、昔は23C一択という時代もありました)
2、25C (ロードバイクで今一番使用されているサイズ)
3、28C (クロスバイクで良く使用されているサイズ)
4、30C (クロスバイクで良く使用されているサイズ)
クロスバイク初心者の方であれば、3,4が超オススメです。前回のパラグラフで
言った、空気圧をきちんと設定して、3,4のタイヤを選べば、パンクする確率
はかなり低いといっていいでしょう。現在乗っているロードバイクのタイヤは、
25cですが、トレーニング前に適正空気圧を毎回入れているのでパンクした記憶
が数年レベルでありません。調子に乗っていると痛い目にあうので、パンクした
場合の対策ももちろん大切です。しかし、その他の注意も大切ですが、
空気圧とタイヤ幅さえ押さえておけば、パンクに遭うことはほぼない
といってよいでしょう。
ビフォー/アフター ライド
要は、タイヤの手入れも大切ということです。
走る前と走った後に、タイヤを拭く!たったそれだけです。特にライド後の
タイヤを良く見て頂きたい!タイヤに砂、石、鉄粉などなど、よーーーーーーーく
見るとかなりいろんな物が付いております。これをさっと拭くだけです。
これだけで、パンクリスクを抑えることができます。
その辺のぼろぞうきんでOK!!このひと手間で連休、連日乗る際の楽しみに水を
差す確立がグッとへります。ライド後にこれをやっておくと、ライド前は
ほとんど気を使う必要がない状態になります。
このトピックは、どちらかというとレース前日、当日などに気を使う
といいかもしれません。
視界を遠くに ライド
色々と予防策を提示してきましたが、それでもパンクに遭うことはあります。
それを防ぐための乗車ポイントについて書いていきます。
ズバリ、遠くを見て走るということです。
これは、パンクだけではなく、接触事故の防止などにも言えることです。
近視眼的になって、ハンドル付近しか視界がないと、不意の穴や凸凹に
突っ込んでしまいます。どんなにパンクに強い対いやを選ぼうとそれは、
パンクします。
そのため、きちんと視野を広く持つために、2車身程度は先をみて走り、
路面状況をきちんと把握することが大切です。また、視界が障害物などで
狭くなるようであれば、スピードを緩めることも重要です。タイヤの当たり方
にもよりますが、スピードを緩めることで不意の穴や凸凹とタイヤの接触を
緩くすることでパンクしづらくすることにもなります。
最後に
まとめちゃいますと
・ パンクは避けられない、修理は是非覚えよう!
しかし、限りなく0に近づけることが出来る。その条件は、
・ パンク予防の第一条件: 空気圧設定とライド前注入
・ パンク予防の第二条件: 厚めのタイヤを使用しよう
・ パンク予防の第三条件: ライド前/後にさっと一拭き
・ パンク予防の第四条件: 視界は遠く、時にスピード緩く
こんなところです。
繰り返しになりますが、第一条件と第二条件でほぼ95%くらい完結します。
その割に軽視されがちです。トラブルは、メンタルダメージデカイので、
是非ご注意くださいませ!!
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